【難読漢字よもやま話】「駱駝」なんて読む? 言葉にまつわる由来と豆知識


“砂漠の船”との異名も…
●らくだは2種類いる
ヒトコブラクダ(Dromedary)は主に中東や北アフリカに生息し、コブが1つ。フタコブラクダ(Bactrian camel)は主に中央アジアに生息し、コブが2つ。寒さにも比較的強いです。
日本の動物園で見かけるのは、ほとんどがフタコブラクダです。

●驚異的な砂漠への適応能力
長いまつげと閉じられる鼻は、砂嵐から目や鼻を守ります。また、分厚い唇はサボテンなどトゲのある植物も食べられます。広くて平らな足は砂の上を歩くのに適しており、体重が分散されて沈みにくい構造になっています。

その優れた耐久性、輸送能力、そして砂漠という過酷な環境に適応した能力から、らくだは古くから「砂漠の船」と呼ばれ、人々の生活や交易に欠かせない存在でした。