【難読漢字よもやま話】「駱駝」なんて読む? 言葉にまつわる由来と豆知識


正解は「らくだ」
【呼び名と由来】
「らくだ」という呼び名には諸説ありますが、特に中国語の「駱駝」(luòtuó)から影響を受けたという説が有力です。

また、「駱(らく)」と「駝(だ)」はともに「駱駝」を表す漢字です。これらはともに難読漢字で、中国や日本で古来から使われてきました。

「駱」は、「馬」の古い表記と関連し、「駱駝」の古称とも関係しています。「駝」は、「大きな背中を持つ」の意味から、らくだの特徴にちなんで名付けられました。

【らくだに関する豆知識】
●らくだのコブの正体は水ではない!
ラクダのコブの中には水が入っているとよく誤解されますが、実は脂肪が蓄えられています。

この脂肪は、エネルギー源として利用されるだけでなく、代謝されるときに水も生成するため、砂漠での長旅に耐えるための重要な役割を果たしています。

●驚異の水分補給能力
らくだは一度に100リットル以上もの水を飲むことができると言われています。また、体内から失われる水分量を極限まで抑える仕組み(濃縮された尿を排出する、体温を変化させて発汗を抑えるなど)が備わっており、少量の水でも長時間生き延びることができます。