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原監督の勇退確実の巨人…エース菅野は今オフ渡米&小林誠司が楽天へトレードか

原監督の勇退確実の巨人…エース菅野は今オフ渡米&小林誠司が楽天へトレードか
原監督の勇退確実の巨人 (C)週刊実話Web

新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、メジャーリーグ球団の財政が回復。

巨人のエース・菅野智之のサンフランシスコ・ジャイアンツ移籍が決定的となりつつある。これに伴い、「ケア役」だった桑田真澄投手チーフコーチ補佐のミッションも終了。原辰徳監督は今季限りで勇退し、阿部慎之助二軍監督の〝昇格〟にシフトを変更する――。

右肘の違和感により5月8日に登録を抹消された巨人のエース・菅野智之だが、セ・パ交流戦が始まっても復帰せず、さまざまな臆測が飛び交っている。

「重症説」が囁かれる一方、「今オフのメジャー移籍の布石」という情報も錯綜。メジャー移籍が内定し、来季へ向けて体調を整えているというのだ。

メジャーでは、秘密裏にFA移籍が内定した投手を、意図的に休ませるケースが多々ある。肩や肘の温存が目的だが、今季の菅野がまさにそのケースだというのだ。メジャーリーグの代理人が声を潜めて本誌の取材にこう明かす。

「日本でもFA交渉はシーズンオフからで、事前交渉はご法度です。しかし、菅野の代理人ジョエル・ウルフ氏は米国におり、行動をすべて掌握できません。菅野には前回の交渉で年俸800万ドル(約8.7億円)とギリギリのところまでいったSF・ジャイアンツがあり、新たに年俸10億円オファーを出したという情報があります。米球界はコロナのワクチン接種成功で財政的な見通しが立ち、菅野の面目が立つ条件に応えられる状況になりました。移籍は決定的です」

菅野の「巨人卒業」は、来季の監督選定にも大きく影響する。原辰徳監督は昨年暮れ、山口寿一オーナーに提案して15年間、巨人を離れていた桑田真澄氏を投手チーフコーチ補佐で招請した。

原監督の今季限りでの勇退が確実に

一昨年に三度目の監督復帰を果たし2年連続でリーグ優勝したものの、そのいずれも日本シリーズでソフトバンクに4連敗。悲願の日本一を早大、東大でスポーツ科学を学び、独自の野球理論を持つ桑田氏に託した構図だが、それ以上に期待したのは、メジャー転身がかなわなかった甥でエースのケア。つまり心のリフレッシュにあった。

「桑田氏は2006年に巨人を退団した翌年、ピッツバーグ・パイレーツでメジャーのマウンドを踏んでおり、米球界事情にも詳しい。その英知を菅野の〝再挑戦成功〟につなげようとしたのだろう。原監督は今季の菅野に、東京オリンピック、クライマックスシリーズ、日本シリーズで登板してくれればと期待している。それを、メジャー移籍につなげたいという桑田コーチの進言に沿って、ファームで調整させているのだろう」(スポーツ紙デスク)

思惑通り、菅野のメジャー転身が確実になったことで、原監督の今季限りでの勇退が確実となり、次期監督問題が本格化した。本来なら論功行賞で桑田氏の「監督抜擢案」が浮上するところだが、原監督の胸の中は違う。従来の既定路線通り、阿部慎之助二軍監督に禅譲する方針という。

それを裏付けるように、セ・パ交流戦から巨人はバッテリーコーチの配置転換に着手した。相川亮二コーチを一軍から三軍へ、實松一成コーチを二軍から一軍へ、加藤健コーチが三軍から二軍へ変更された。

「實松コーチは阿部二軍監督の右腕的な存在。阿部二軍監督の下で二軍担当だった村田修一(野手総合)、杉内俊哉(投手)コーチが今季から一軍に上がっており、いつ『阿部一軍監督』が誕生してもいい布石を整えている。読売本社の意向も『阿部氏の昇格』で一致している」(巨人担当記者)

桑田コーチ補佐の“理論”が裏目に…

実は、桑田コーチ補佐の評価は高くない。先発陣に「135球完投」を指令、キャンプでは異例の1カ月1000球の投げ込みを命じたが、これが裏目に…。

「メジャーの先発投手は『中4日・100球』でローテーションを組んでいることを根拠に、中6日で先発を回す日本球界において『15球×9イニングで135球完投が勝利の方程式』と主張して実行。しかし、最高学府で学んだ卓上の計算は空回りし、投手陣に軋轢を生じさせたようだ」(同)

開幕時の先発6人のうち、菅野が肘痛、今村信貴は調子を崩して二軍調整中。横浜からFAで獲得した井納翔一は先発で結果を残せず中継ぎに配置転換された。今も残るのは戸郷翔征、高橋優貴だけで、畠世周や横川凱らが谷間を埋めて、中4日では5月31日に戸郷が試験的に登板しただけだ。

「中継ぎ陣は、野上亮磨、中川皓太、高梨雄平、鍵谷陽平らのフル回転で何とかしのいでいるが、これは投手陣をまとめることに長けた宮本和知投手総合コーチの功績で、桑田コーチの影は薄まるばかり。本人も自信を失い、周囲に『研究室に戻って野球理論を勉強したい』などと話していると聞く。彼にとって巨人コーチは早大、東大同様に学者を目指す上でのキャリア作りの一環。パワーポイントを使ってスライドで野球理論を説明することには定評があるから、そちらの方に進むのではないか」(巨人OBの野球解説者)

契約最終年を迎える原監督も、桑田コーチによる〝内科的〟な投手陣の立て直しから、トレードによる〝外科的〟な戦力補強に方向転換。楽天で出番のない元メジャーリーガー牧田和久の獲得を決断し、小林誠司捕手との交換が秒読みに入ったという。小林は長年、菅野の女房役を務めたパートナー。ここからも、菅野のメジャー転身が読み取れる。

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