【難読漢字よもやま話】「贔屓」なんて読む? 言葉にまつわる由来と豆知識

正解は「ひいき」
【意味】
「贔屓(ひいき)」は特定の人・店・団体などを、好意的に応援したり、特別に目をかけること。いわゆる「推し活」や「ひいきチーム」などもこれにあたります。

【由来】
贔屓は、「贔」は貝(財貨)を三つ合わせて重い荷を背負うこと、「屓」は鼻息を荒くするとの意味があり、特定の人を助けるために力を入れるという語句となったようです。

また、中国神話に登場する伝説の動物「贔屓(ひき)」から来ているともいわれています。伝説の「贔屓(ひき)」とは、龍の9つの子のひとつとされる想像上の生き物。亀に似た姿で、とても力持ち。重い石碑を背負っている彫像などにもよく登場します(特に中国の墓や祠で)。

そこから、「力を尽くして支える」という意味が派生し、転じて<特定の人やモノを支える=ひいきする>という用法が広がったという説があります。