日本人は「食」に対して保守的だった 日中戦争、太平洋戦争の国策“節米運動”と“国策炊き”
2025.07.20
スローガン「白米食をやめましょう」でデモ
1937(昭和12)年に日中戦争が勃発すると、中国戦線にやってきた日本人は、軍人、民間人を問わず、これまで口になじんできた日本米にこだわった。日本人は「食」に対して保守的で、軍事占領地域で生産されている農作物を主食として食べなかった。
戦争の長期化で米の需要が高まると、日本は領有下の朝鮮や台湾で内地と同じ品種を栽培させ、一時は国内の米消費量が増加傾向にあった。
しかし、悪天候の影響や現地で米の消費が拡大したことに加えて、物資は軍隊に回すことが優先されたため、国内で消費する米をできるだけ節約するという“節米運動”が起こった。
1937年12月には日本婦人団体連盟が白米食廃止運動実行委員会を組織し、「白米食をやめましょう」のスローガンを掲げてデモンストレーションを行っている。
1940年5月には週に1度の“節米デー”が始まり、家庭には大豆入りコンブ飯、ニシン入りうどん飯など、ハイブリッドな飯類が氾濫していった。
7月には大阪のデパート食堂で、米の代わりにそばを海苔で巻いたそば寿司や、うどん、ジャガイモ、タマネギを油で一緒に揚げた「国策ランチ」など、珍メニューが登場している。
太平洋戦争が始まると節米運動はさらに過熱し、政府は「国策炊き」を奨励した。これは沸騰したお湯に無洗米を入れてよくかき混ぜ、膨張させてかさを増すというやり方で、炊き上がったものは通常よりも3割増しになる。もっとも増量分はほぼ水分であるが…。
- 1
- 2
合わせて読みたい
-

令和ロマン・髙比良くるまにオンラインカジノ虚偽疑惑
2025.06.14 芸能 -

水卜麻美アナが日テレ退社へ 夫・中村倫也の説得で『24時間テレビ』が花道に?
2025.05.11 芸能 -

プロ野球「下半身スキャンダル」最終章! 野村克也氏が予言した仲良し夫婦の破綻と不倫謝罪の続発
2025.12.03 スポーツ -

プロ球界に吹き荒れた嵐! 坂本勇人「けつあな確定」と原辰徳「1億円」スキャンダル史
2025.12.03 スポーツ -

「桑田のサイズは私にピッタリ!」桑田真澄、イチロー、阿部慎之助もハマったプロ球界戦慄の下半身スキャンダル
2025.12.03 スポーツ -

忌まわしき事件現場を巡る! カポネ虐殺から宮﨑勤の家まで「脳裏から消えない」5つの惨劇
2025.12.03 -

芦田愛菜の結婚相手は「政治家二世か高級官僚」早くも両親がお相手探し
2024.07.10 芸能 -

未経験男子を優しく手ほどき! 東北に実在した人妻サークルの“驚愕実態”
2025.03.26 -

高市政権が断行する”影の被害者”救出に向けた「拉致事件解決戦略」は間に合うのか!?
2025.12.02 -

“魔性の女”との不倫が原因で…「SHOGUN」真田広之が愛した3人の女優
2024.10.09 芸能
合わせて読みたい
-

令和ロマン・髙比良くるまにオンラインカジノ虚偽疑惑
2025.06.14 芸能 -

水卜麻美アナが日テレ退社へ 夫・中村倫也の説得で『24時間テレビ』が花道に?
2025.05.11 芸能 -

プロ野球「下半身スキャンダル」最終章! 野村克也氏が予言した仲良し夫婦の破綻と不倫謝罪の続発
2025.12.03 スポーツ -

プロ球界に吹き荒れた嵐! 坂本勇人「けつあな確定」と原辰徳「1億円」スキャンダル史
2025.12.03 スポーツ -

「桑田のサイズは私にピッタリ!」桑田真澄、イチロー、阿部慎之助もハマったプロ球界戦慄の下半身スキャンダル
2025.12.03 スポーツ -

忌まわしき事件現場を巡る! カポネ虐殺から宮﨑勤の家まで「脳裏から消えない」5つの惨劇
2025.12.03 -

芦田愛菜の結婚相手は「政治家二世か高級官僚」早くも両親がお相手探し
2024.07.10 芸能 -

未経験男子を優しく手ほどき! 東北に実在した人妻サークルの“驚愕実態”
2025.03.26 -

高市政権が断行する”影の被害者”救出に向けた「拉致事件解決戦略」は間に合うのか!?
2025.12.02 -

“魔性の女”との不倫が原因で…「SHOGUN」真田広之が愛した3人の女優
2024.10.09 芸能