ラサール石井、北村晴男、世良公則…タレントはなぜ参院選に出馬するのか?

ラサール石井 (C)週刊実話Web
7月20日に投開票となる参議院選挙には、今回も芸能界から“タレント候補”と呼ばれる著名人が多数出馬している。

ミュージシャンの世良公則が7月1日、大阪選挙区から無所属で立候補を表明。特にオーバーツーリズムの問題を挙げ、「何らかの規制や環境作りが必要だ」と訴えている。

世良は広島県出身で大阪芸術大卒。大学在学中に「世良公則&ツイスト」のボーカルとしてデビューし、『燃えろいい女』などのヒット曲を生んだ。

「これまであまり政治的な言動がなかったので今回の出馬は驚きました。69歳という年齢から考えてこれがラストチャンスだと思ったのでは」(芸能関係者)

確かに世良といえば歌手や俳優のイメージが強く、今回の参院選の立候補に違和感を抱いた人も多かったはずだ。

逆に満を持して立候補したタレントもいる。社民党はラサール石井を擁立し、6月29日に福島瑞穂党首とともに出馬会見を行った。

世良と違って、これまでもSNSで政権批判など政治的な発言を行っていたので、今回の出馬はある意味既定路線ともいえるだろう。近年は自身の発言により、芸能界での活動の場も狭まっていたようだ。

あるテレビ局関係者は、最近の石井についてこう語る。

「芸能活動ではスポンサーから拒絶されることも多かったようですね。石井さんがキャスティングに入っているからという理由で、収録後スポンサーの意向でバラしになった現場もありました。政治色が強いとなかなか芸能界では扱いづらいのです」

ほかにも、お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の中田敦彦の弟で「FISHBOY」の名前で活躍するダンサー、中田フィッシュや、『行列のできる法律相談所』に出演して有名になった弁護士の北村晴男らも立候補しているが、タレント候補が参院選に多いのはなぜだろうか。

その理由は、彼らが持つ知名度にあると言える。