ENHYPEN「goodjap」発言で炎上“日本人ファースト”の逆鱗に触れたK-POPグループの現在地
謝罪すら悪手になり得る現代社会
熱心なENHYPENファンや擁護派にとって、たとえ形式的であれ、グループが謝罪すれば「もう済んだこと」「謝ったんだから責めるな」という再出発の根拠になるだろう。
とくにK-POPファンダムは、推しとの共犯的な連帯が強いため、「信じるしかない」という心理が働きやすい。
一方で、怒りを露わにしている非ファン層、特に「日本人をバカにされた」と憤る人々にとっては、ENHYPENの謝罪は「当然のこと」「ようやく認めた」という位置づけになる。
重要なのは、彼らの多くは謝罪されても、許すつもりはないということだ。
ソーシャルメディア時代の謝罪要求は「許す」ことよりも「吊し上げる」ことを目的化しており、謝罪は終息ではなく、加熱のトリガーにすらなる。
彼らを起用する数々の企業にも、降板を求める声が殺到し、不買の呼びかけも拡散されている。
謝罪すれば「反日だった」と事実上認めたように受け取られ、謝らなければ「開き直っている」と見なされる。ENHYPENにとっての謝罪は「してもしなくても批判される」八方塞がりということだ。
しかも彼らは、グローバルで活動している多国籍ファン層向けのアイドルであり、「どこに向けて謝るのか」という言語的・政治的な難しさもあるだろう。
ENHYPENが謝罪しても、すべての人が納得するわけではない。むしろ、誰ひとり完全には満足しない。
しかし、謝らなければ「誰も納得しない」というのが現実。現代において謝罪とは、許されるためではなく、“責任を取ったように見せる”ための最低限の演出にすぎない。
ENHYPENが“正しかった”と言われる唯一の道は、素早く「無意識の差別」を認めて、誠意ある形で謝罪し、自ら学びを共有することだったであろう。
人類はミスや間違いを犯す生き物であり、許すという価値観を持っている生き物でもある。
【関連】韓国大手事務所HYBE「K-POPから始まったペンライト文化」主張で炎上 真の起源は西城秀樹さんだった!? ほか
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