ロッテ掛布“総監督”誕生か 背景にマリンスタジアムの「2034年問題」

旗振り役は巨人・阿部監督の父!?

幕張地区の経済団体が、新スタジアム建設プロジェクトを協議する中で掛布監督案が持ち上がり、東司さんが打診、好感触を得たというのだ。

東司さんと掛布氏は習志野高の同級生。「3番・掛布、4番・阿部」でクリーンアップを組み、’72年夏の甲子園に出場した。

息子の慎之助氏とも家族ぐるみの付き合いをしている。

東司さんは中央大の捕手として活躍したのち、実業家を目指し、浦安市で土木会社を起業。東京・千葉湾岸の開発に携わっている。

ロッテ球団は、新マリンスタジアムの開幕セレモニーで、習志野高吹奏楽部の演奏イベントを計画している。

同校吹奏楽部は「美爆音」で全国的に知られ、’18年からは千葉ロッテの応援にも参加。今年も6月13日のヤクルト戦でマリーンズを美爆音で鼓舞し、試合を大いに盛り上げた。

新スタジアムが完成する’34年のロッテ監督は掛布氏が理想だが、9年後には79歳と高齢で現実的ではない。

一方で、58歳の“監督適齢期”を迎えるのが同高OBの福浦和也氏。ロッテ一筋26年で、2000本安打を達成し、オーナーの重光家の信任も厚い。

先のコーチ陣の配置転換では、サブロー氏の後任の二軍監督に抜擢されてもいる。

ロッテは習志野高OBラインで、チーム強化と美爆的な人気アップを図る戦略。これから始まる「掛布・千葉伝説」第2章が楽しみだ。

「週刊実話」7月17日号より

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