ロッテ掛布“総監督”誕生か 背景にマリンスタジアムの「2034年問題」

新スタジアム建設の県がビッグネームを要望

自民党千葉県連関係者が次のように語る。

「新スタジアム建設には、幕張・浦安湾岸地域の経済圏拡大の狙いがあり、監督選考においても“大家”である市、県がより強い影響力を持つ。
彼らが期待する監督は、千葉県出身のビッグネーム。今、ロッテにはスター選手が不在なだけに、せめて監督ぐらいは華のある人物じゃないとスポンサーが集まらない」

そこで“白羽の矢”が立ったのが掛布氏というわけだ。

マリンスタジアムから程近い習志野市立習志野高から1974年にドラフト6位で阪神に入団。雑草魂でミスタータイガースに上りつめた。

スタジアム移転へ向けたマリーンズの盛り上げ役には、これ以上のシンボリック(象徴的)な人物はいない。

しかし、掛布氏はこれまでタイガース一筋。’20年からは阪神球団の親会社・阪神電気鉄道が新設した特別職「HANSHIN LEGEND TELLER」(ハンシン・レジェンド・テラー)に就き、現在も継続中。今季中のロッテ監督就任は難しい。

そこで捻り出したのが“総監督”案。吉井監督が途中休養した場合、ヘッドコーチのサブロー氏が監督を代行し、掛布氏が“玉虫色”のポジションでチームを支え、来季の監督就任に備えるという筋書きだ。

「聞き及ぶ工程表によると、掛布氏は3年程度監督で指揮、サブロー氏にバトンを渡し、自身は球団幹部(GM)で新スタジアム計画を差配するのではないか」(前出・ロッテOB)

千葉を代表するレジェンド。当然、ロッテは過去の監督選定で掛布氏に打診している。

しかし、「阪神の掛布を全うしたい」と固辞され、以降ロッテは監督の候補リストから外してきた経緯がある。

とはいえ、掛布氏の気が変われば、まったく話は違ってくる。

「今年で70歳、おそらくこれが監督のラストチャンス。崇敬する長嶋氏が亡くなったことも大きい。
掛布氏の結婚式でスピーチしたのが長嶋氏。それを考えると、千葉県の野球の発展に尽した遺志を継ごう、と心変わりする可能性はある」(スポーツ紙デスク)

そして、今回の「掛布ロッテ監督」の旗振り役は、巨人の阿部慎之助監督の父・東司さんという情報がある。