いわたまありの異色の経歴 吉本NSCからカンフーチャンピオンを経て『イッテQ!』新メンバー候補生になるまで

なかなかTikTokにたどり着かない経歴

いわたまあり(C)週刊実話Web
――それで世界一を取りに行ったわけですね?
いわた「はい。18歳でチャンピオンになることができました」

――でも、なかなかTikTokにたどり着かない。
いわた「すみません。高校を出て上京し、ワタナベエンターテインメントが運営する養成所の、アクターズコースに通いました。卒業時に『スター誕生!』みたいな大きなオーディションがあり、そこで今の事務所にスカウトされたんです」

――どんなアピールをしたのでしょう?
いわた「カンフーの技を入れた芝居を披露し、事務所との面接では、爆買い中国人のモノマネをしました。
後で聞いたところ、事務所的にはカンフーネタはどうでもよくて、モノマネに引っかかったそうなんですけど(笑)。
ここでようやくTikTokの話が出てくるのですが、養成所ではSNSを禁止されていたため、事務所に入ってもフォロワー数はゼロ。なんとかして増やしたいと、“カンフーあるある”という動画を始めたんです。
でも、誰もカンフーのあるあるなんて知らないから、共感者はほぼゼロでした。
どうにかしなくちゃと、子供の頃から得意だったモノマネをアップするようになりました。例えば『いらっせぇ~』というのも、アパレルの店員さんって、いらっしゃいませって全然言ってないよね? という感想がヒントになったモノマネです。
そういうのがバズったりして、フォロワー数が何十万人になると、やっぱり女優じゃなくてバラエティーのオファーが来るようになるんですね。
ありがたいことに『しゃべくり007』や『今夜くらべてみました』(いずれも日本テレビ系)などからSNS経由でオファーをいただき、現在の『~イッテQ!』に繋がってる感じです。
特に『しゃべくり~』ではモノマネ軍団みたいなくくりで出させていただいたのですが、カンフーの世界チャンピオンという部分を面白がってもらえて、『じゃあ、アパレル店員のカンフーあるあるをやってみて』みたいにイジってもらい、番組終わりにはMCの上田(普也)さんほかの出演者の方から『まありちゃん、売れたねぇ』と言っていただけたんです。なのに、直後にコロナ禍になっちゃって…」