旧ジャニーズ性加害問題 V6メンバー候補だった男性が実名で被害告白 補償対象外に異議

「テレビに出られるチャンスは、確かにそこにあった」

越後真人氏、鈴木氏(仮名)6月17日撮影 (C)週刊実話Web
ただ「来なさい」という“ジャニー流な会話”であったが、過去の出来事もあり、恐怖で背筋が凍る思いもあって返事を躊躇。結果的に越後氏は会場へ行かなかった。

「のちにテレビで見てわかったのですが、V6がヴェルファーレでデビュー会見をしていました。
この大きなチャンスを自らの判断で蹴散らしてしまったのがわかり、とても悔しかったです。
自分が呼ばれたのはV6のメンバーとして確約されたものだったのか分かりませんが、メンバー候補であったことは間違いなく、ジャニー喜多川に直接呼ばれたのはその証拠とも言えます。
いずれにしてもテレビに出られるチャンスは、確かにそこにあったということです」

越後氏は「こんな華々しい姿を観ちゃうと普通の仕事なんて出来ないよね」というジャニー氏の言葉が今でも頭から離れないという。

「今日明日を生きる責任は自分にありますので、そのひとつとして救済補償を受ける権利を行使して、一部でも人生を取り返したいと切に願うところです」

被害から34年経った現在も越後氏は、キラキラした世界とフラッシュバックする悪夢に苛まれている。

取材・文/週刊実話Web編集部

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