長嶋茂雄さん逝去で“松井巨人監督計画”まさかの白紙に 交わした「約束」はロス五輪・侍ジャパン監督か

松井秀喜 (C)週刊実話Web
【ミスタージャイアンツの遺産1】
“ミスタープロ野球”長嶋茂雄さんが89歳で天国へ旅立ち、巨人軍に大きな変化が…。注目の“ゴジラ”松井秀喜氏(ヤンキースGM特別アドバイザー)は次期巨人監督候補を辞退し、長嶋氏の遺志を継いでロス五輪・侍ジャパン監督に。江川卓氏が「球団専務取締役」を引き継ぎ、ポスト阿部は桑田真澄二軍監督が継承する――。

巨人のゴジラ監督擁立計画は白紙に戻った

“球界のドン”渡邉恒雄氏(読売新聞グループ本社代表取締役主筆)が98歳で死去して半年ほど、長嶋氏も旅立ち、一つの時代が終焉を迎えた。

さっそく始まったのが、巨人の「構造的変革」だ。昭和的なスター文化から時代に即した多様化、効率性重視への転換である。

この影響を被ったのが松井氏だ。

松井シンパの野球解説者によれば、球団との間で来季で3年契約が満了する阿部慎之助監督の後を松井氏が引き継ぐ協議が進んでいたが、長嶋氏の逝去で白紙に戻ったという。

訃報を聞いた松井氏は米ニューヨークから緊急帰国し、都内の長嶋邸に弔問に訪れた。

その際、取材陣に「長嶋さんと生前に約束したこともありますし、その約束を果たしたい」と話し、その「約束」が何なのか、臆測を読んでいる。

メディアの多くは「巨人監督受諾の決意表明」とし、2026年オフにも「ゴジラ巨人誕生」などと報じているが、早合点だ。

本誌が入手した情報によれば、長嶋氏と交わしていた約束は「3年後(’28年7月)のロス五輪・侍ジャパン監督」。

その遺志を継ぎ、松井氏は次期巨人監督を自らの意思で辞退。結果としてゴジラ監督擁立計画は白紙に戻った構図だ。