清原和博とほぼ同期の野球選手、某五輪選手、某アイドル歌手…日本一のゴーストライター・ヤスダアンナが裏話を暴露!

加藤鷹のゴーストでは号泣!?

――結果は売れなかった?
ヤスダ「ところが、バカ売れでした(笑)。ちょうど五輪でメダルを取って帰国したタイミングに発売を合わせたので、注目度も高かったんだと思います。
本人もそれで目が覚めたのか、テレビで見る彼は別人のように『イイ人』になってましたね。もう一つ、今でも夢に出てきそうなのが、某男性アイドル歌手の自伝本。本人とのやり取りはとてもスムーズで、ベテラン女優さんとのロマンスの真相など、読者の興味をそそる裏話も聞くことができました。
ところが、ゲラ(校正用の印刷物)で最終チェックをお願いする段階で、彼はファンクラブのお偉いさんにそれを見せてしまったんです。
そしたら、『こんなことまで話して大丈夫か』『イメージが悪くならないか』などと言われてしまい、ついには発売中止。出版社は大損し、私も無駄骨に終わってしまいました」

――この人のゴーストをした、と暴露してもOKな方はいますか?
ヤスダ「加藤鷹さんなら大丈夫です。初の女性向けの恋愛指南本を書かせていただいたときは、初対面で号泣してしまったことを今でも鮮明に覚えています」

――なんと、カリスマ男優は触れずに女性を泣かすんですか!?(笑)
ヤスダ「そうじゃなくて。お会いする前のイメージはギラギラのホスト系かなと想像していたんです。そしたら、まとっているオーラがスポーツマンのそれでした。爽やかというか、全然ギラついてない。
それでいて、私と二言三言交わしただけで『なんでそんなに突っ張って構えてるの?』と、宗教家みたいに諭してくれたんです。確かにその当時、子育てと仕事のストレスでテンパっていたのですが、見事に言い当てられて心が解放された感じでした。
以来、今も仲良くさせていただき、私のラジオ番組にも出ていただいてるんです」

――最後に、最近のゴースト界隈でハヤりのようなものはありますか?
ヤスダ「タレント本は低調ですが、美容系、医療系ドクターのゴースト本が活況を呈しています。あとは新進気鋭の社長さん。
ただ、ご自身がスポンサーなので、ゴールは著者さんが決めるんですね。時には3年がかりで校了する本があったりして、苦労は絶えないです(笑)」

「週刊実話」6月19日号より

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ヤスダアンナ

東京都出身。昭和女子大学卒業後、編集プロダクションに勤務。渋谷クロスFM『アリス矢沢透のなんでも応援団!』(隔週木曜日19時~生放送)。第5木曜日の「著者トーク」MCを担当。