「公務員は最強でした」5年間一度も働かずに報酬を受け取って子供を3人出産した30代女性

AIで生成したイメージ
「産前産後休業(産休)」は女性が、「育児休業(育休)」は男女共に取得できる権利であるが、この二つをフル活用し、5年間一度も働かずに報酬を受け取って3人の子供を出産した女性がいる。

関東地方の某自治体で働く小田真奈美さん(仮名・32歳)だ。

「同僚からは『狙っていたんでしょ?』みたいなことを言われますが、はい、狙っていました(笑)。でも私みたいなパターンは女性公務員には珍しくないですよ。裏ワザ的な感じですかね」

簡単に言うと、真奈美さんは第一子の育休中に第二子を妊娠・出産。第二子の育休中に第三子を妊娠・出産し、現在は第三子の育休中だ。

「公務員は産休中も全額給料が支払われますし、育休中も6割程度はもらえるので、結果的に5年間は不労所得を得たことになりますね。民間企業で働いている友人からは『ズルい』とか言われますけど、これは当然の権利なので…」

そう主張する真奈美さんだが、彼女はこの権利を行使するために、実は涙ぐましい努力もしていた。

「育休は基本2年間、最大でも3年間しかもらえないので、その間に次の産休期間に入らないといけないんですよ。
とはいえ、母体のためには最低でも1年は空けたいじゃないですか? 逆算して『いついつまでに妊娠しないとダメ』みたいなタイムリミットを決めて妊活することにしていました。
授乳中は妊娠しにくいので、あえて断乳もしましたし、基礎体温をつけたり、産婦人科で排卵日を調べてもらったりしましたね。
性交渉をすると決めた日は行為に集中したかったので、子供は実家に預かってもらいましたし、夫にも出張とか残業は絶対入れないようにしてもらいました。
もっと言うと、夫には3日前からは晩酌も禁止にして、禁欲するようにも言いました」