元『アパッチ』アコが清水健太郎への淡い恋心を告白「お家に呼ばれたこともあるんです」

「やった! デビューだ!! みたいな感動はありませんでした」

『アパッチ』時代。中央がアコ
――3人は仲もよかったんですか?
アコ「いいえ。面識があるだけで会話したこともありませんでした。3人とも音楽学院の生徒だったのですが、通う曜日も違っていたので…。
あれよあれよと言う間にデビューが決まり、そば屋の店員だった私は芸能界の荒波に飲み込まれました」

――当時は何が一番大変でした?
アコ「アパッチ結成からたった2週間で歌と振り付けを覚えさせられ、いきなり生放送の『お昼のワイドショー』(日本テレビ系)に出演させられたんです。なので、『やった! デビューだ!!』みたいな感動はありませんでしたね。
下積みがあったわけでもないのに、いきなりテレビのレギュラーが週に6、7本、ラジオ番組もあって、ただただ時間に追われる毎日でした。
苦労と言えばそれが苦労で、1年に1日も休みがないのは普通。始発電車で現場に向かい、夜遅くに帰る毎日。家にはお風呂もなく共同トイレだったので、それがキツかったです」

――当時のレギュラー番組は『8時だョ!全員集合』を始め、『シャボン玉こんにちは』、『家族そろって歌合戦』(どちらもTBS系)など、誰もが覚えてる人気番組ばかり。印象に残っている番組はありますか?
アコ「日本中あちこちに行かせてもらいましたが、観光などする時間もないので、自分たちが今どこにいるのかも分からない状態でした。
でも、忘れられないのは札幌の雪まつり。毎年呼んでいただいて、どんなに猛吹雪でもアパッチの売りは太股ももだからと、ミニスカートで踊らされるんです。
他のアイドルさんはコートを羽織っているのに…。あとは『~全員集合』ですね。体操コーナーはブルマを穿いて出ましたし、プリンセス天功になる前の朝風まりさんとも体操コーナーで共演してるんですよ」

――当然、コントにも出たわけですね?
アコ「私は忘れていたのですが、ファンの方に教えていただいたところでは、志村けんさんと一緒にベッドに入るコントがあったらしいです。
リハーサルのときには志村さんの肩を揉むのが私の役目だったので、本当に感慨深いですよね」