阪神球団史上最悪の暴虎事件「横浜スタジアム審判集団暴行事件」はなぜ起きたのか?
星野仙一が選手を擁護したワケ
退場となった島野、柴田は後日、傷害事件として神奈川県加賀町警察署の取り調べを受けることになった。
阪神は10日間の活動禁止処分としたが、セ・リーグが下したのは無期限出場停止という厳しい処分だった。
このまま永久追放も考えられたが、最終的に略式起訴によって罰金5万円の刑が確定。
オーナー会議でのヤクルト・松園尚巳オーナーらの尽力もあって出場停止処分は解除された。
そして実はこのとき、2人を救うために水面下で動いていた男がもう一人いた。中日のエース・星野仙一である。
星野は「2人は球界の大事な財産だ。絶対に永久追放にはさせない」と警察に出向き、プロ野球選手がどれだけ真剣な思いでプレーしているのかを滔々と訴えて2人を弁護した。
また、コミッショナーにも処分の軽減を嘆願して頭を下げたと聞いている。
星野が2人を守ろうとしたのは同じ不満を感じていたからだろう。
不満とは当時の行き過ぎた「巨人びいき」を繰り返す審判のあり方である。
星野の「打倒・巨人」の思いはよく知られていたが、筆者は南海時代から島野、柴田とも親しく付き合っており、以前から「審判の巨人びいきは酷すぎる。読売からなにか貰っていると疑うほどだ」という不満を聞いていた。
2人は南海・野村克也監督の下で相手のサインや癖を瞬時に見抜き、作戦を読み切って裏をかくスパイ野球で鍛えられた猛者だ。
それだけの眼力の持ち主が審判の恣意的なジャッジを見抜けないわけがない。
しかも、事件当日の主審・岡田は代表的な巨人びいきの審判員として有名だった。
巨人戦で感じる審判の不公平なジャッジはそのまま不信感につながっていた。
あの暴力事件は積もりに積もった不満が誤審をきっかけに爆発したものだった。
ちなみに、集団暴行のきっかけのプレーに関しては、この試合にセンターで出場していた横浜大洋の高木豊が石橋に聞いたところ、「(グラブに)当たっていた」と打ち明けられたそうだ。
プレーの事実関係で言えば、完全に審判の誤審だったわけだ。
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