“カリスマ風俗嬢”まりてん、女性ファン急増中 7月引退後の去就は「人生に空白期間を作ってみたい」

「1回の接客で最高売り上げ500万円もありました」

まりてん(C)週刊実話Web

――それが現在のルーツになっているわけですか。
まりてん「そうですね。宗教家庭から抜け出して一人暮らしを始めたときが、私の本当の誕生日みたいなもの。そこが0歳。
なので、いまはまだハタチにもなっていない時期なんじゃないかと思っているんです」

――いったんは就職したものの、3年半で退社。風俗業界に舞い戻るわけですが、先ほどの「お客様の心の深いところに入る接客」とはどういうことなのでしょう?
まりてん「そう考えるようになったきっかけで鮮明に覚えているのが、多くのキャストからNGが出ていた70代のお客様でした。
その方は女性の扱いが乱暴で声も大きく言葉遣いも荒くて、私たちのことを『おい』とか『オマエ』と呼んでくる、いわば老害客でした。
でも、3回目の指名をされてピロートークのときに、3年前に奥様を亡くされて女性経験はその奥様しかなかったことを打ち明けてくれたんです。
『女の人の気持ちが分からない。嫌なことがあったらごめんね』と言われたとき、人の心の深い部分に触れられて嬉しく思いました。
以来、私はNGを食らってるお客様にこそ頑張ろうと思うようになり、積極的に回してもらうようにしていました。競争率は低いわけですし、もしもその人の懐に入れたら、きっと長く通ってくれるはずだと」

――なるほど。人気嬢になれた秘密はそこにあったわけですね。

まりてんはその後、25歳で独立。風俗激戦区の東京・池袋でデリへル店を立ち上げ、経営者とプレイヤーの二刀流で“予約の取れないデリヘル嬢”として名を馳せた。

――当時はどれくらいの売り上げがあったのでしょう?
まりてん「経営者時代はほぼ接客をしていなかったのですが、年収にしたら800万円くらいでした。
最近のお客様の例でいえば、1回の接客で最高売り上げが500万円というのもありました。お客様と4泊6日のハワイ旅行に行ったんです。もちろん、旅費や経費はお客様持ちでした」

――そこまでのサクセスストーリーが半端ない。ところが好事魔多し、なんですね?
まりてん「はい。ヤバさこそが私の人生ですから(笑)。独立から数年して、経営者としてのストレスから自殺を図って精神科に強制入院させられたんです。
その最中に元カレにデリヘルの経営権を奪われるということもありました。退院して行くところがないので、一般企業に就職しましたが、またもや出戻って現在に至ります」