タカアンドトシ結成30周年 北海道時代から大阪武者修行時代を振り返る「生放送で過激なことを言って失敗しました」

「東京で挑戦してダメだったら諦めよう」

タカ
──その後、札幌での活動は順調だったんですか?
トシ「オンバト(NHK『爆笑オンエアバトル』)に4回ぐらい出て。北海道から東京に通ってました」 

タカ「あの頃、芸人は30歳までに売れないと第2の人生を考える、みたいな風潮があったんです。
僕らももう26歳くらいで札幌でのレギュラー番組もだんだんと少なくなっていってたし、ここで憧れの東京で挑戦してダメだったら諦めようって気持ちで上京を決めました」 

トシ「でも、所長がちょうど変わるタイミングで、新しい所長との面談で東京に出ることを伝えたら『ちょっと待ってな。いいタイミングを用意するから』と。人気はなかったけど、戦力として考えてくれてるのかなって。
だから1年くらいは札幌で活動することに決めたんです。そうしたら3~4カ月後に所長が『お前らなんで東京行かへんの?』って(笑)。
それじゃあ上京しますということで、所長が東京の吉本に電話を入れてくれて、次の春に上京したんです」 

5月22日発売の「週刊実話」ではインタビュー後編を掲載。念願の東京に進出し売れっ子芸人になるまでを聞いていく。多忙を極めた売れっ子芸人の生活、そして今後の夢とは?

文/本多カツヒロ、撮影/小田駿一

「週刊実話」5月29日号より

タカアンドトシ

ボケのタカとツッコミのトシからなる漫才コンビ。共に1976年生まれ。札幌市の中学校の同級生。’94年5月にコンビ結成。翌年、道産子芸人第1号としてデビュー。2002年に拠点を東京に移し「欧米か!」で一斉を風靡する。『M-1グランプリ2004』ファイナリスト、『爆笑オンエアバトル』第7代、8代チャンピオン。