DeNA三浦監督「選手を信じて采配していくしかない」 蝶野正洋との対談で本音をぶっちゃけ!

三浦「競馬は趣味というかライフワーク」

蝶野「ストレスがたまったときは、どう発散してる?」

三浦「それはもう汗をかくのが一番ですよね。球場に来たら、ちょっとランニングしたり、ウエートトレーニングをしてますし、遠征先でも散歩したり、ランニングすることは多いですね」

蝶野「それが一番健全だよ。俺は首と腰がダメになって、脊柱管狭窄症の手術をしてリハビリを続けてきて。最近になって、ようやく軽い運動ができるくらいになった。三浦監督は肩とか大丈夫?」

三浦「もう体は痛いところだらけですよ。現役のときほど動けなくなりましたし、筋肉はすぐ落ちるので、太ももとか足はだいぶ細くなっちゃいましたね」

蝶野「でも、見た目は変わってないよ。まだリーゼントもできるくらいフサフサだし(笑)。あと、三浦監督は中央競馬の馬主をずっとやってるんだよね」

三浦「馬主は現役の頃からやってますね。野球選手で、引退してから馬主になる方はけっこういるんですけど、当時、現役のときからというのは誰もいなかったんで、最初になりたいと思いました」

蝶野「続けているのは、やっぱり儲かるから(笑)」

三浦「いや、儲けはあまり考えてなくて、競馬は趣味というかライフワークですね。昔から子供たちもよく競馬場に連れて行ったりしていました。そしたら娘も興味を持って、今は競馬の記者をやってますね」

蝶野「そうなんだ。でも心配じゃない? 落馬してケガでもしたら大変だから」

三浦「騎手じゃなくて記者です(笑)。『サンスポ』で予想記事を書いたり、最近は初心者向けの競馬ガイド本も出しました!」

蝶野「息子さんは?」

三浦「大学まで野球やってましたけど、もう社会人になって普通に働いてますね」

蝶野「でも野球選手は引退後の設計がしっかりしている人が多いイメージがあるよ。ただ、メジャーリーグで派手な契約金で話題になった選手は、8割ほど破産しちゃうんだってね。若いうちに大金がドンと入るから、管理ができなくて」

三浦「野球に限らずですけど、スポーツ選手は引退後のほうが人生長いですから、そのあたりはしっかり考えたほうがいいですよね。ウチは、女房が全部管理してくれてるので大丈夫です」

蝶野「三浦監督はリーグ優勝して日本一という目標があるし、応援してくれるファンのためにも、まだまだ頑張ってもらわないとね。まずは今季の『横浜奪首』に期待してるよ」

「週刊実話」5月22日号より

蝶野正洋(ちょうの・まさひろ)

1963年シアトル生まれ。1984年に新日本プロレスに入団。トップレスラーとして活躍し、2010年に退団。現在はリング以外にもテレビ、イベントなど、多方面で活躍。

三浦大輔(みうら・だいすけ)

1973年12月25日、奈良県生まれ。’91年にドラフト6位で横浜大洋ホエールズに入団。’98年に12勝を挙げ、リーグ優勝&日本一に貢献。同年に蝶野率いる「nWoジャパン」に加入。2014年には横浜DeNAベイスターズの投手コーチ兼任となり、’16年に現役引退。その後に二軍監督を経て、’21年から一軍監督に就任。