黒のカリスマ×ハマの番長スペシャル対談! 蝶野正洋が「監督としてのお手本」「27年ぶりリーグ優勝」を徹底質問

リーグ優勝に向けてチーム一丸

蝶野「三浦監督も選手の自主性を尊重するタイプだよね」

三浦「僕がなんとかやっていけているのも、歴代の監督が作っていただいた土台を受け継いでいるからというのは感じますね。
特に親会社がDeNAに変わってからの中畑監督、ラミレス監督というのは、チームの改革を進めていただきましたし、その進化の道筋を継承しながらやらせてもらっていますね」

蝶野「でも、今のベイスターズの強さと人気は、三浦監督のおかげだと思うよ。チケットもなかなか取れないみたいだね」

三浦「フロントや会社の意識改革というか、バックアップ体制も大きいです。球場も改良して、ファンサービスにも力を入れた結果、昨年は毎試合ほぼ満員を達成できましたから。
ただ、昨シーズンは日本一になったけど、リーグ戦は3位で、そこからの勝ち上がりだった。リーグ優勝できなかったのが心残りなんですよ」

蝶野「クライマックスシリーズ3位からの勝ち上がりで日本一って、今まであった?」

三浦「ロッテ(2010年)がありますけど、セ・リーグではウチが最初ですね」

蝶野「いろいろ言われることもあるかもしれないけど、3位が優勝して初めてクライマックスシリーズの意義があるわけだから、胸を張っていいと思うけどね。それで今年の目標は、まずリーグ優勝だ」

三浦「リーグ優勝は27年間も遠ざかってますから。今季のシーズンスローガンは『横浜奪首』といって、まずはリーグ優勝。そこは是が非でもたどり着きたい。
もうオフのときから選手、フロント、そしてファンの方々もみんなで『リーグ優勝』と言い続けてますから。まずはそこに向かって、進んでいきたいです!」

蝶野「いや、三浦監督はすっかり日本一の顔つきになったね。リーグ優勝、そして日本一に再び輝いたら、またここで対談しよう」

「週刊実話」5月8・15日号より

5月7日発売の「週刊実話」には蝶野正洋×DeNA三浦監督スペシャル対談【後編】を掲載

蝶野正洋(ちょうの・まさひろ)

1963年シアトル生まれ。1984年に新日本プロレスに入団。トップレスラーとして活躍し、2010年に退団。現在はリング以外にもテレビ、イベントなど、多方面で活躍。

三浦大輔(みうら・だいすけ)

1973年12月25日、奈良県生まれ。’91年にドラフト6位で横浜大洋ホエールズに入団。’98年に12勝を挙げ、リーグ優勝&日本一に貢献。同年に蝶野率いる「nWoジャパン」に加入。2014年には横浜DeNAベイスターズの投手コーチ兼任となり、’16年に現役引退。その後に二軍監督を経て、’21年から一軍監督に就任。