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レズビアン漫画家・浅田めぐ美インタビュー~モテる男の最強テク教えます!

レズビアン漫画家・浅田めぐ美
レズビアン漫画家・浅田めぐ美 (C)週刊実話Web

売れっ子漫画家でレズビアン。浅田めぐ美は自身の赤裸々な性体験を漫画にしているだけでなく、幼い頃からの被DV体験を描いてベストセラーになったり、医療モノ漫画も手がけるなど多方面で活躍中だ。男女両方の経験があり、キャラ的には〝ぶっちゃけ系〟の彼女に、最新のレズビアン事情とモテる男になるための最強テクを聞いた。

――今春出版された最新刊は『レズビアンが教える愛が壊れる瞬間』(1~3巻/ぶんか社。ペンネームは安佐田めぐ美)。レズビアン物では3作目だそうですね。

浅田 同性愛の恋愛は、くっついたり離れたりが本当に激しいんです。修羅場という言葉がピッタリで、警察が介入することもしばしば。そういう体験談を各方面から集めて描きました。

――具体的には、どんなエピソードがありますか?

浅田 レズカップルは結婚という制度がない分、束縛が凄いんです。どちらかが出かけた時はICのカードの履歴を毎回提出するとか、GPSを付けるなどは当たり前ですね。浮気をさせないためにお互いがテクニックを磨いたり、毎日エッチすることで縛るというのもあります。愛情を確かめ合う手段として、キスの頻度も相当高いです。なので別れる時はドロドロ。今回は色んな修羅場を描きました。

浅田は17歳で男性と初体験。その数カ月後、今度は女性とも初体験をする。しばらくバイセクシャルの時期が続いたが、父親からの激しいDVが原因で男性恐怖症になった。ネコとタチで言えば、浅田はタチ専門。しかし、それにも最近は変化が現れているという。

浅田 リバーシブル(ネコとタチの両方OK)というのがあるのですが、このところ、その需要がとても高まっています。セックスのバリエーションが増えるだけじゃなく、カップルにとってはマンネリを打ち破る手段にもなるからだと思います。実は私自身、何十年もタチ一筋できたのに、今年になって生まれて初めてのネコ体験をしてしまったほどです。

私がレズになったので彼はゲイの道に入った

――その相手とは、どこで知り合った?

浅田 居酒屋で飲んでいる時にナンパしたのですが、体の関係が先にこないお付き合い自体が初めてだったので新鮮でした。何回かデートを重ね、エッチもしていたある日、彼女がこう言ったんです。「私も触ってみたい。自分以外のおっぱいやアソコを触ったことがないから」って。軽い気持ちで「じゃあいいよ」と上に乗せたのがきっかけでした。でも、そこからが驚きの連続。10年ぶりくらいに他人の指がアソコに入ってきたというのに、ほどなくしてビシャビシャーッて潮を吹いちゃったんです!

――初リバーシブルで!? いくつになっても新しいことを体験できて羨ましい。

浅田 自慢するわけではないのですが、これってたぶん、私のカラダが敏感だからだと思うんです。それが証拠に、たまに男友だちの家に泊まると彼の方から触ってくるんですけど、下半身に手がくるだけで拒否反応。「やめて」となっちゃうんですよね。相手が信頼できる女性だからこそ、リバーシブルも可能になるんじゃないでしょうか。

――その男性の家には、どうして泊まることに?

浅田 元カレなんです。私がレズになったことで彼は別れを告げて、ゲイの道に入りました。「(同性になびいた)私の気持ちが知りたい」と言って。それなのに、触ってくるところがおかしいんですけどね。

レズビアン漫画家・浅田めぐ美
レズビアン漫画家・浅田めぐ美 (C)週刊実話Web

――今、取り組んでいるテーマなどはありますか?

浅田 年末になるかもしれませんが、レズ不倫の漫画を描く予定です。お互いに結婚しているとか、一方が人妻で道ならぬ恋をするとか…。巷ではレズ風俗が人気なのですが、そういった現象もブームに影響しているかもしれませんね。

――レズ風俗、そんなに増えていますか?

浅田 都内だけでも、昔は3店舗しかなかったのに、今は20店舗くらいあります。人気の理由は、「女の子とだったらセックスをしなくても心がつながれるから」とか、「ただデートをするだけ、話を聞いてくれるだけでも癒やされるから」というものが多いようです。もちろん、「一度でいいから女性を体験してみたい」という肉食系の動機も多く、そういう人がハマってしまい、素人を相手にすることでレズ不倫が始まるんです。

男性はもっと声を出して!

浅田がレズビアンであることをカミングアウトしてから、実はまだ10年にも満たない。女性とのエッチ経験は100人強で、男性とは30人。「なぜ男を見限ったのかというと、私をイカせてくれる人がいなかったから」と豪快に笑う。その心が女性に向かい、イクとはどういうことか、潮を吹くとは…などなど、セックスの気持ちよさを教えてあげたくて『性の修行』に乗り出したという。

浅田 自分のアソコの構造をちゃんと観察し、相手のアソコとの違いなどを記録する日記を付けたんです。その人のGスポットはどこにあるのかなど、エッチの後に思い出しながらイラストにしました。『女体観察日記』みたいなものですね。おかげで、すべての女性に適応できるようになり、今では百発百中で潮を吹かせることができるんですよ。

――まさに潮吹かせマイスターですね。そのテクニックを教えてください。

浅田 吹く場所は決まっているんです。もう、全員一緒。詳しくは私の漫画で教えていますが、1回指を奥まで入れて、ちょっと引けばいい。俗に第2関節の深さでヘソ側。そこで出し入れをしたくなる人が多いのですが、波を打つように押してみてください。5分やってもダメだったら諦めた方がいいかな(笑)。

――最後に、レズビアンに学ぶ、モテる男になるセックステクニックがあればお願いします。

浅田 すごい簡単な方法があるんですよ! エッチの最中、男性も声を出せばいいんです。「あぁ~」とか「気持ちいい」とか、なんでもいい。あんまり言わないじゃないですか、男の人って。「中が温かいよ」とか、そういうのを聞きたいんですよね、女の人は。それともう1つ、同じ相手と次のエッチを確実にできる方法があります。それは、男性がイカないことです。

――もう1回寝たいなら、発射するな、と?

浅田 はい。私自身、出してもらうと安心するタイプなので、イカないと凄く気になるんです。「私じゃダメだったのかな」「他に誰かいるのかな」と普通の女の子なら気にするので、次に誘ったら、必ず会ってくれますよ。

浅田めぐ美◆あさだめぐみ 1979年11月22日生まれ。神奈川県出身。『今日、パパに殺されます』(小学館eコミックストア)、『レズビアンが教える最高に気持ちいいSEX』(ぶんか社)などがある。ツイッター@donfan1979

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