“大谷プロパガンダ”でリアルワールドシリーズ実現か 孫正義氏ホワイトハウス訪問の土産は「クラブ世界王者決定戦」

孫氏はトランプ関税の調整役に…

ただ、生成AIはトランプ氏の最側近で政府効率化省を率いる実業家のイーロン・マスク氏も手掛けている。

そのマスク氏はアルトマンCEOと犬猿の仲。その仇敵と孫氏が連合したことで、政権内の勢力地図が塗り変わってきた。

トランプ氏はここにきて「マスク氏は天才だが、信用できない」「数カ月以内に政権を離れる(=影響力を失う)かもしれない」との考えを示している。

時に敵、時に味方となる政治的発言が多いマスク氏とは違い、孫氏は静かな戦略家。国や権力と巧みに関係を築き、中立的ながら一貫してアメリカ第一で立ち回る。

「トランプ関税で、日本を含めた各国は猶予期間の延長や税率引き下げを求めている。それを調整する最適任者の一人が孫氏。大統領顧問が有力だが、日本国籍のため、非公式なブレーンも予想される。その見返りがリアルワールドシリーズなら、トランプ氏は喜んでMLBを説き伏せる」(米議会のロビースト)

トランプ氏の大統領任期は’28年まで。この間、’26年3月にWBC、’28年7月にロス五輪が開催される。

しかし、大谷、山本、ダルビッシュ有、今永昇太らのMLB組も召集する侍ジャパンに対し、アメリカは若手中心の編成で優勝は難しい。

その点、クラブ(チーム)対抗の世界一決定戦なら、日本はMLB組を一切使えない。

逆にドジャースがワールドシリーズを制すれば、大谷がアメリカ代表で戦う。そこで「’28年までに実施の道筋を付け、’29年にリベンジする計画」という。

現米憲法下では大統領の3選は禁止だが、腹心のバンス副大統領を当選させれば、裏で実権を握れる。

それには大谷人気への便乗が最良手。それを助言しているのが孫氏であり、お得意の“深謀遠慮”。大谷効果でリアルワールドシリーズが実施に大きく動き出した。

「週刊実話」5月1日号より