“大谷プロパガンダ”でリアルワールドシリーズ実現か 孫正義氏ホワイトハウス訪問の土産は「クラブ世界王者決定戦」

日、韓、台、中南米チームがMLB王者と対戦

ソフトバンクホークスのオーナーでもある孫氏は、’05年の球団設立以来、最終目標としてきたのが、日本のプロ野球王者と米国のワールドシリーズ王者が世界一を競う「リアルワールドシリーズ」の開設。

しかし、MLBは162試合とプラス「ポストシーズン」の長丁場を理由に実施は困難と慎重な姿勢をみせており、ケガなどの補償面を憂慮してMLB選手会もネガティブな考えで、構想は凍結状態にあった。

そこで孫氏が新たに持ち出したのが、「クラブ世界王者決定戦」だ。

「モデルはサッカー。各国クラブチームのW杯です。野球には国・地域別対抗の世界一決定戦(WBC)があるが、各国チームの世界一決定戦はない。そこで日本に韓国・台湾と中南米を加えて挑戦者チームを決め、MLB王者に対戦するスタイルに方針変更した。
リアルワールドシリーズの“プレ大会”の位置付けです。孫氏の資金力とトランプ氏のMLBへの要請があれば、夢物語ではない」(スポーツ紙記者)

孫氏のトランプ氏への影響力は絶大だ。

昨年12月にはフロリダ州のトランプ氏の私邸を訪れ、「今後4年間で米国に1000億ドル(約15兆円)を投資し、10万人の雇用を創出する」と発表。

就任直後の今年1月21日にはオープンAIのサム・アルトマンCEO、アメリカ最大のデータセンター企業オラクルのラリー・エリソン会長と共にホワイトハウスを訪問。

今後4年間で5000億ドル(約78兆円)を米国内のAIに関するインフラ整備に共同で投資する「スターゲートプロジェクト」をトランプ氏に説明した。