DeNAバウアー年俸30億円でNYヤンキース移籍か 元ヤクルト史上最強助っ人ボブ・ホーナーの悪夢ふたたび

バウアーに性的暴力疑惑の過去

まさかの展開だが、「ははーん」と思えるフシはある。

この日は中居氏とフジテレビの女性アナウンサーとのトラブルをめぐる一連の問題で、第三者委員会が調査報告書を公表した日だったからだ。

第三者委員会は中居氏による元女性アナへの「性暴力による被害があり、重大な人権侵害があった」と認定。

トラブル把握後、約1年半にわたって中居氏を番組に起用し続けたフジテレビにも「人権意識の低い企業体質や経営陣の責任」と断じた。

この指摘を重く受け止め、40年も社内の権力を握り続けた日枝久フジテレビ取締役相談役が退任を表明。

去年までフジテレビの編成担当の専務取締役で関西テレビ社長に就任した大多亮氏も辞任に追い込まれた。

「バウアーは過去(MLB時代)に性的暴力疑惑で騒動となった人物。法的には解決済み(和解成立・MLBの処分終了)であっても、世論の流れによっては親会社DeNAの株主から獲得を承認した南場智子会長(球団オーナー)の責任が問われる可能性がある。バウアーの出場登録抹消は、それを振り払うのが狙いです」(球界関係者)

本誌が入手した情報によれば、一部メディアが中居氏の第三者委員会の報告に合わせ、バウアーから2021年に性的暴行を受けたと主張する女性を取材。

性的暴行報道の再燃の可能性が強まっているからだ。

「プロ野球の戦いはグラウンドだけじゃない。スキャンダル搭載の“爆弾”が優勝の行方を左右する。これで利を得たチームも多々ある」(スポーツ担当記者)

中居氏問題でフジテレビは広告収入が200億円超も吹き飛び、今なお約7割のスポンサーがCM再開の判断を保留。

中居氏とバウアーの案件に直接関係はないにせよ、性加害に対する世間の目は厳しい。