強大化する中国と弱体化するアメリカの激突で勃発する「第三次世界大戦」の“地獄絵図”【忍び寄る最終戦争1】

孤立するトランプ大統領
2024年11月に行われたアメリカ大統領選挙で、共和党のドナルド・トランプ前大統領が、民主党候補のカマラ・ハリス副大統領を打ち破り、再び大統領に就任。新政権発足と同時に次々と独自政策を打ち出している。
その中で世界が懸念しているのは、アメリカが国際協調路線をやめ、加盟している国際機関から脱退することだ。
振り返れば前回の1次政権時代も、トランプ氏はWHO(世界保健機関)との関係を解消すると表明している。WHOの一番の資金供給源はアメリカである。
そのアメリカがWHOの拠出金をストップさせるというのだから、これは大変なことだった。
なぜ、トランプ政権がそのような表明をしたのか。
WHOが年間で約4億5000万ドル(約700億円)もの大金を拠出しているアメリカにそっぽを向いて、4000万ドル(約62億円)しか支払っていない中国の言いなりになっていることが、その理由であった。
これは単にWHOのテドロス・アダノム事務総長が、中国共産党の工作によって意のままに動かされ、アメリカが憤慨しているということだけを意味するわけではない。
強大化する中国の存在感と、弱体化するアメリカの力の関係が崩れ、世界を巻き込む戦争へと発展する恐れがあることを暗に示しているのだ。
結果的には、正式な脱退前にバイデン政権に移行し、バイデン氏はWHOに手厚い拠出金を捻出してきたので、アメリカはWHOを正式に脱退しなかったが、再び大統領となったトランプ氏はまたもや脱退を表明。資金供給を断つ姿勢を見せているのだ。
ある政治評論家が、この問題を解説してくれた。
「かつて世界中の国々を凌駕し、その豊富な資金力と軍事力に物を言わせて全世界を手中に収めたアメリカですが、いまやその力は弱まりつつあります。それはオバマ前大統領やトランプ大統領が、『アメリカは世界の警察ではない』と発言したことでも明らかです。そして、WHO離脱はアメリカの優位性が崩れたことを示すほんの一例に過ぎず、これから先もアメリカは弱体化を“あえて”推し進めていくことでしょう」
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