内閣不信任案、石破おろしも勃発せず! 誰も手が出せない石破首相“無敵”の低空飛行



「大連立になったら党を割る」

自民内に立憲との連立を模索している動きがあるのは事実だ。

石破首相と立憲の野田佳彦代表は旧新進党に所属していた間柄である。政策的にもリベラルで考え方は近い。

それだけに立憲内の反自民勢力は野田氏の動きを警戒している。その筆頭は枝野幸男元代表だという。

枝野氏は周囲に「もし大連立になったら党を割る。党からこぼれ落ちるというレベルではない。まとまって党を割る」と言ってはばからない。

実際、党創設者とあって、党内での影響力はいまだに大きい。

枝野氏は「党が消費税減税を掲げた場合でも党を割る」と漏らす。

そう語るのも、消費税減税を目指す議員が増えつつあるからに他ならないからだ。

その取りまとめ役は江田憲司元代表代行だ。勉強会を開き、選挙公約に「食料品の消費税0%」を盛り込むよう訴えた。

50人前後が参加しており、無視できない規模に膨れ上がっている。

勉強会には前兵庫県明石市長で、夏の参院選に無所属で立候補する予定の泉房穂氏も招かれたことがある。

泉氏は小沢氏と近い関係にあり、党内政局の臭いがプンプンするのだ。

いずれにしても、立憲が分裂してくれるのなら、石破首相にとってはありがたい話である。

超低空飛行でも笑いが止まらないはずだ。

「週刊実話」4月17日号より