ドジャースが“怪物の聖地・花巻東”を買収か 選手育成ノウハウをMLBへ逆輸入する「ラボラトリー計画」

狙いは佐々木麟太郎がたどったルート

「ドジャースがポテンシャルの高い球児を花巻東に留学させ、大谷を育てたノウハウを使って育成するラボラトリー(実験室)計画です。卒業後は日本のプロ野球ではなく、NCAA(全米大学体育協会)1部所属の米名門大に送り出す。そこで活躍すれば、MLBドラフトでドジャースが指名する。これなら日本のアマ規定、MLBの協約にも抵触しない。正規の逆輸入です」(前出・スポーツライター)昨年、花巻東で高校通算140本塁打を放ち、プロ野球から注目された佐々木麟太郎(19)は、プロ志望届を提出せず、秋に米スタンフォード大へ進学した。そのルートだ。

麟太郎は花巻東校野球部・佐々木洋監督の息子。この時期から構想が進んでいたとの情報もある。

「野球アカデミー」は、ドジャースなどMLB各球団がドミニカ共和国やベネズエラに設置し、現地の有望な若手選手を発掘育成するシステム。過去には広島カープも自前のアカデミーをドミニカに設置し、のちにヤンキースなどで活躍したソリアーノなどを入団させている。

今回の日本アカデミーは、現地での選手発掘調達ではなく、米国から好素材選手を持ち込むのが特徴。高校野球で育て、連れ戻す。

治安がよく、文武両道が可能な日本だからできるアイデアだ。

大谷、山本由伸、佐々木朗希の獲得で、日本の高校野球事情をよく知るドジャースは、他球団に先駆けて日本に進出。新たな選手育成のパイオニアになろうとしているのだ。

ここで言う留学生とは、日本国籍を持たない生徒のうち、高校入学前に日本の学校教育を3年以上受けていない選手を指す。

留学費用はドジャースの支援でクリアできるとして、問題は選手が集まるかどうかだ。言葉の壁があり、それも北国の岩手県に…。

「“IWATE”だから可能なのです。岩手は大谷や菊池雄星(エンゼルス)、佐々木を輩出した“怪物を生み出す聖地”として知られ、特異なブランド力を持つ。ラテンアメリカの野球アカデミーは嫌がる選手でも、日本、それも岩手なら歓迎でしょう」(スポーツ紙記者)

日本とアメリカは入学式の時期が半年違う。この間に日本語を学習することで言葉の問題もクリア可能だ。