「政治とカネ」問題再燃で“死に体”! 石破政権に秋の衆院解散総選挙が急浮上



麻生、茂木、岸田が会食

ポスト石破候補の茂木氏、岸田氏、そして麻生太郎党最高顧問の3人は10日夜、都内の日本料理店で3時間にわたり会食した。

関係者によると、この会合は麻生氏が茂木氏のために企画したとされる。

先の政治部記者は「非主流派の麻生氏は次期総裁選では茂木氏を擁立する方針です。岸田氏には出馬を自重してもらう腹積もりです」と話す。

一時、体調不安説がささやかれていた菅義偉元首相は「覇気を取り戻し、『石破の次は小泉進次郎だ』と周囲に漏らしている」(自民党関係者)という。

小泉氏は目下、自民党の政治改革本部事務局長を務めており、衆院政治改革特別委員会で質問や答弁に立ち、その存在感は健在だ。

政治とカネの問題からなかなか脱却できない以上、ここは「自民党をぶっ壊す」と絶叫した小泉純一郎元首相の息子、進次郎氏の出番かもしれない。

クリーンなイメージを前面に打ち出せば、ポスト石破の最右翼に躍り出る可能性はある。

そして、誰が新総裁になろうと、通常国会で少数与党の悲哀を見てきた以上、与党で過半数を取り戻すべく「早期に解散する。その時期は秋の臨時国会冒頭」というのが永田町での一致した見方だ。

同じ年に国政選挙2つというのは避けたい公明党からは、衆参ダブル選挙はNGだとしても、秋解散に対しては容認論が漏れる。

政治の流動化は止まらない。

「週刊実話」4月3日号より