石破首相が骨肉の「アンチ安倍路線」にまっしぐら! 台湾統一を狙う中国へのGW訪問画策か



拉致問題も反安倍に舵か

外交でも安倍路線の否定は半端ない。

成功裏に終わった日米首脳会談に党内外から「安倍氏がトランプ氏と良好な関係を築き上げたことが会談成功の背景にある」と指摘された石破首相はその実、面白くない。

だからというわけではないだろうが、日中国交正常化を成し遂げた田中角栄元首相を師と仰ぐ石破首相は、日中関係に重きを置いている。

昨年11月に訪問先のペルーで中国の習近平国家主席と会談しているにもかかわらず、「今年5月の大型連休に訪中し、習氏と再び首脳会談を行いたい」と周囲に漏らしているのだ。

政治部デスクは「トランプ氏が中国を敵視しているため、中国は日本を取り込もうと必死です。それにノコノコと乗ってどうするのか。台湾統一を狙っている中国に対する脅威認識がなさすぎる」とあきれ顔だ。

中国では邦人が相次いで拘束され、昨年8月には中国軍機による領空侵犯も起きている。

中国と良好な関係を築ける状況にはない。

それでも中国に接近するのは、安倍氏の反中路線を修正したいからに違いない。

安倍氏が解決に注力した北朝鮮による日本人拉致問題では、石破首相は東京と平壌に連絡事務所を開設するという持論を捨てていない。

拉致被害者家族が「時間稼ぎに利用されるだけ」と反対しているにもかかわらずだ。

連絡事務所の設置を進言したのは安倍氏と対立していた田中均・元外務審議官である。

安倍氏は国会で「悪夢の民主党政権」と語っていたが、石破首相は民主党の後継政党である立憲民主党との大連立を画策しているフシがある。

これをもって反安倍計画完遂ということか。

「週刊実話」3月27日号より