健康でも労働地獄、寝たきりでも生き地獄…「“人生100年時代”実現しない」説は朗報か【長寿の裏側2】

しかし、長寿大国とは名ばかりで実際は寝たきり大国ニッポンの国民には、みじめな老後が待っている。
そして、その裏には政府の陰謀があるという。(全2回中の2回目)
【関連】「日本に突然、生き残ることを後悔するほどのすさまじい光景が現れる」ベラ・コチェフスカ【予言者の未来予想図2】 など
「死なせないこと」に特化した現代医療
「人生100年時代」が実現したとしても、100歳までピンピンしていられるわけではない。
ここにも大きな誤解が含まれている。
なぜなら、いわゆる平均寿命とはまた別に、「健康寿命」というものが存在する。
健康寿命とは、WHO(世界保健機関)が提唱した新しい寿命の指標であり、日常的、継続的な医療や介護に依存せず、個人が自立した日々を送れる期間を指す。
2019年に厚生労働省が調査した日本人の健康寿命は、男性が72.68歳、女性が75.38歳。
いまでさえ男女ともに、10年前後は病院や介護施設のお世話になっているのだ。
この健康寿命が、平均寿命が100年を超えるときに合わせて、せめて90年まで延びてくれるといいのだが、現実はそう甘くない。
現代医療は「死なせないこと」に特化している。
不治の病でも治療を施して病気の進行をできる限り遅らせ、たとえ本人に意識はなくとも胃に穴を開け、栄養を流し込んで生かしてくれる。
日本国内の寝たきり患者は推定200万人以上。治療に感謝する人がいる一方で、1日の大半を眠って暮らし、ただ生かされている人もいる。
意識はあってもベッドから出ることすらできない毎日に、「早く殺してくれ」と医師に懇願する患者もいるという。
しかし、医師がむやみに治療を終わらせることはできない。
そこにどんな事情があるにせよ、いまの日本の法律では殺人に該当してしまうからだ。
そもそも日本は世界一の寝たきり大国だ。
そこへきて、いま以上に平均寿命と健康寿命の差が開いたら、寝たきり患者の数はこれまでの比ではなくなる。
ただでさえ少子化に歯止めがかからず、過酷な医療や介護の現場から離職する者は後を絶たない。
病院にはただ生かされているだけの寝たきり老人があふれ返り、うわごとのように「死にたい…死にたい…」と繰り返す光景は、まさに地獄だ。
終末医療の在り方を変えなければ、近い将来、こういった未来が必ず来る。
われわれはこの先、自分の人生に自分でけりをつけるため、安楽死の合法化を進めるしかないのだろうか?
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