政党支持率だだ下がり! 内憂外患の石破政権を吹っ飛ばす「年金制度改革」という“時限爆弾”

石破茂首相(C)週刊実話Web
【春一番永田町ウラ情報2】
自民党内の基盤が弱い石破茂首相は政権の延命に向け、党外に活路を見出そうとしている。

2025年度予算案は日本維新の会の協力を得て、衆院通過を経て何とか成立しそうだ。

見えてきたのは盟友である維新・前原誠司共同代表とのパイプの有効活用と、強硬姿勢の玉木雄一郎代表率いる国民民主党との「決別」。野党の要求をのみ続ければ国家予算はいくらあっても足りないのは自明の理だが、石破首相は亡国の道をひた走るのか――。

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30代支持率は国民民主、れいわに次ぎ3位

自民が国民民主の言いなりにならなかったのは、実は大きな理由があった。

政治部デスクが言う。

「最近の報道各社の世論調査では、野党で最も支持率が高い政党は立憲民主党ではなく国民民主です。夏の参院選を前に、自民は国民民主を脅威に感じています。国民民主の政策を実現させている場合ではないのです」

実際、自民が焦っているのは間違いない。

産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の2月の世論調査における政党支持率は、18~29歳では国民民主が18.9%でトップとなり、自民の11.8%を上回った。

さらに、30代では国民民主が15.9%、れいわ新選組が14.4%となり、自民は11.2%と3位だった。

今後も石破政権は野党の要求を受け入れていく運命にあるわけだが、政府筋からは「少数与党の宿命とはいえ、こんなことを続けていたら、歳出は拡大するばかりで、政権がもたないどころか、日本がもたない」(財務省幹部)との悲鳴も漏れてくる。

要は、石破首相も党外に活路を見出してばかりはいられない状況に陥りつつあるわけだ。