「2025年のヨーロッパ紛争で同地域の人間が“壊滅”する」ババ・ヴァンガ【予言者の未来予想図1】

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“バルカン半島のノストラダムス”ことババ・ヴァンガ、その唯一の後継者であるベラ・コチェフスカ、“奇跡の人”と呼ばれたエドガー・ケイシー…。生活の基盤が揺らぐ今だからこそ注目したい、予言者たちが語った「未来予想図」とは?(全5回中の1回目)

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ブルガリア政府公認で“バルカン半島のノストラダムス”と呼ばれる予言者、ババ・ヴァンガは1996年8月11日に乳がんで死去したが、その後、予言の多くが現実となったため、詳しい内容は国家機密扱いとされていた。

しかし、2014年に同国で政権交代がなされ、その予言の一部が解禁されたという。

ババは1911年1月31日生まれで、本名はヴァンゲリア・パンディヴ ア・ディミトロヴァ。「ババ」とはブルガリア語で「おばあちゃん」という意味だ。

ババは12歳のとき竜巻に飲み込まれ、激しい砂嵐で両目を傷つけられて失明し、盲目となった。

それ以来、予知能力が身についたという。

本人は、普通の人間には見えない不思議な生き物が、未来の出来事を予知夢として教えてくれると主張していた。

生前にはヒトラーの訪問を受けて、戦況の推移を尋ねられたこともある。

ババは28年前に84歳で死去したが、その葬儀は新聞の1面を飾り、ブルガリアの大統領も参列した。

死後、設立された「ババ・ヴァンガ・ミュージアム」は国立施設だ。

なぜ、彼女がこれほど人を惹きつけたかというと、かつてブルガリアは社会主義国だったため、政策として宗教に否定的な立場を取っていた。

それでも心を悩ませる問題があるときには、どこかに導きを求めたいもので、もともと占いや魔術が大好きなブルガリアの人たちは、未来を言い当てることで有名なババの元を訪れるようになったのだ。

予言の的中率は70~80%といわれ、第二次世界大戦の勃発、チェルノブイリ原子力発電所事故、ソビエト連邦の崩壊、ダイアナ妃の事故死、アメリカ同時多発テロ事件、オバマ大統領の誕生、新型コロナのまん延、ロシアのウクライナ侵攻などを的中させた。

日本についても、東日本大震災や福島第一原子力発電所事故などを予言していたという。