「2025年のヨーロッパ紛争で同地域の人間が“壊滅”する」ババ・ヴァンガ【予言者の未来予想図1】



5079年に人類は現在の宇宙から別の宇宙へ…

予言の特徴は年時を示していることだ。ババが2024年について残した予言が6つある。

(1)ヨーロッパでテロ攻撃が増加したうえ、主要国が生物兵器による攻撃を行う。 
(2)ロシアの大統領に対する暗殺未遂を同胞が行う。
(3)アルツハイマー病と、がんに対する新たな治療法が開発される。
(4)恐ろしい気象現象、自然災害が起こる。
(5)送電網や水処理施設に対するインターネット上の攻撃が行われ、世界中で国家安全保障上の危険を引き起こす。 
(6)世界各国の経済力の変化、地政学的緊張の激化、債務水準の急上昇により、深刻な経済危機に直面する。

これらの予言についてオカルト評論家は「欧米のババ・ヴァンガ研究家は、予言が現実となりつつあることに恐怖しています。3月には『イスラム国ホラサン州』がモスクワでテロを起こしました。アルツハイマーの新薬は治験が始まり、そして肺がんのワクチンも開発中だと発表された。経済的にはイギリスのGDPが減少し、日本は歴史的な円安、異常気象が当たり前になっています。 世界を混乱させるサイバー攻撃や、プーチン大統領の暗殺未遂は、いつ起きてもおかしくありません。これらが40~60年前に予言されたとは、本当に驚きです」と指摘する。

ババは2025年にヨーロッパで紛争が起こることを懸念しており、それが同地域の人間を「壊滅させる」としている。

1979年に行われた作家のヴァレンティン・シドロフとの対談では、「すべては氷のように溶けるが一つだけ汚されずに残る。それはウラジーミル(プーチン)の栄光、ロシアの栄光だ。すべてが彼の道を妨げる者から取り除かれ、彼は保持されるだけでなく、世界の覇者となる」と語っている。

ただ一方で、ババに否定的な意見も多く「当たっているのは抽象的な内容の予言だけで、国や人の名前など具体的な内容を言った予言ははずれている」「本人は読み書きができず、しかも予言の内容はブルガリア政府に独占されているので、本物かどうかの検証ができない」「的中率はババに相談した者へのアンケートを集計した結果だが、相談者は彼女の信奉者なので、アンケートの回答に先入観が入っていた可能性がある」などという指摘もある。

ババによれば世界は混乱するが、それでも5079年までは滅びない。彼女が残した代表的な予言は以下の通りだ。

●2046年、すべての身体器官が再生可能となる。 
●2100年、人工太陽ができる。 
●2273年、白人、黒人、 黄色人種が完全に混血し、 一つの人種になる。 
●2288年、タイムトラベルの確立と宇宙人との遭遇。
●4509年、神を知る。 
●4599年、人間が不死になる。 
●4674年、文明が頂点に達し複数の惑星に住む人口が計3400億人になる。 
●5076年、宇宙の果てを発見する。

そして、最後は5079年の予言として、「人類が現在の宇宙から別の宇宙に行くため、世界が終了する」と締めくくられている。 

『検証 2025年の大予言』(小社刊)より