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UMA(未確認動物)とニアミスした!?~原田龍二の『不思議な世界』

UMA(未確認動物)とニアミスした!?~原田龍二の『不思議な世界』 
原田龍二の『不思議な世界』 (C)週刊実話Web 

捕獲したわけではありませんが(笑)、探索のお仕事をいただいたり、何かと縁のあるUMA。興味を持ち始めたルーツは実家の近所にある、「カッパが出る」と言われた池かもしれません。うちの父の幼少期から、そう言い伝えられていたとのこと。僕はその池でよくザリガニ釣りをしていましたが、いかにも出そうな雰囲気でした。藤棚の下にあるひょうたん型の池は、昔話に出てきそうな光景です。金網をくぐっていかないと近寄れない場所で、隔絶された世界。僕はカッパに会えませんでしたが、本当にいつ出てもおかしくない雰囲気があったのです。

そんな僕が、この目で見たと思えたUMAが「オヨ・フリオ」。UFOかもですが、明らかにおかしな物体でした。僕はその日の夕方、名古屋の中心街を後輩と歩いていたんです。ふと空を見上げると、ビルの上にある看板の電飾が雲に反射しているのかな、と思えるような謎の光が。ただ明らかに、伸びたり縮んだりしているんです。しかも紫色の発光体なので、これはおかしいぞと。一緒にいた後輩も見ていますから、僕の錯覚ではありません。たまたま空を見上げた時に会えたことを考えると、今あなたがこの記事を読んでいる瞬間も、上空には何かが飛んでいるのかもしれませんね。

「モスマン」と呼ばれるUMAとは、もう一歩で会えそうでした。アメリカのウェストバージニア州ポイント・プレザントの森にある、元軍の施設だった廃墟をねぐらにしていると言われる生物です。近隣の一本道を車で走行中、モスマンから追いかけられたという女性に話を聞きました。

声紋鑑定の結果は人間でも動物でもなかった!

助手席に乗っていたところ、謎の光がずっと追いかけてくる。窓から首を出して見ようとすると、運転していた父に「見てはいけない」と制されて、確認できなかったのだとか。

現地には、実際に見たことあるという人もいました。彼が言うには「目が赤く光る、空を飛ぶ大きなUMA」。モス=蛾、マン=人で、まさに蛾と人が合体したかのような生物だそうです。我々は複数の廃墟にカメラを仕掛け、毎晩森を歩いては収録動画をチェックしました。すると、叫び声が録れていると判明。声紋鑑定で調べたところ、人間でも動物でもない。

そして最終夜、廃墟に行くと近くの茂みがガサガサッと揺れました。「動物かな?」と思いましたが、揺れが大きすぎる。一瞬、大きなヘラジカがもがいているのかと考えたほどでした。茂みの揺れがピタリと止まると、上のほうへ移動して、またガサガサと木々を揺らします。宙を飛ぶ大きな生き物としか思えません。その生き物は再度下に戻って茂みを揺らし、パッと消えたかのように静かになりました。茂みを見ても、何もいない。翌朝、明るい時に改めて確認すると、何かが暴れたかのような跡すらありません。僕はあの時、モスマンとニアミスしたのだと信じています。

原田龍二
1970年生まれ。ドラマやバラエティーで活躍する一方、芸能界きってのミステリー好きとして知られ、近著に『ミステリーチェイサー原田龍二の謎のいきものUMA大図鑑』がある。現在、『バラいろダンディ』(MX)で金曜MCを担当。YouTubeチャンネル『ニンゲンTV』を配信中。

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