「新型コロナ起源は武漢のウイルス研究所」米CIAが衝撃の声明を発表したことで米中対立が激化!!



中国は火消しに躍起

米疾病対策センター(CDC)や米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)も動物を介して人間に感染した可能性が高いとみているが、ただ自然起源説が有力となっているのは、中国による情報戦の影響も大きいとみられている。

中国側が自然起源説をネットなどで発信し続け、それが「事実」として世界に広がった可能性は否定できないからだ。

別のサイエンス記者はこう話す。

「人工的に作られたものと認定されれば世界中から批判を浴びるため、中国は是が非でもこれを避けたいはず。しかし、あれだけの感染力を持つウイルスが自然に発生するとは考えにくい。そもそも、ウイルスが宿っていた動物が何なのかもいまだにはっきりしていません。このことは自然起源説の最大の弱点だと言われています」

こうしたことから、今も「研究所起源説」がくすぶり続けているのだが、これを唱えているのはCIAだけではない。米エネルギー省や連邦捜査局(FBI)もバイデン前政権時に、「武漢の研究所から流出した可能性が大きい」と指摘している。

最近では昨年12月に米下院特別小委員会が「武漢の研究所での事故がパンデミックを引き起こしたウイルスの起源だ」とする最終報告書を公表している。

この報告書に対しても、中国外務省の林剣報道官は「中国を陥れる政治的な操作だ」と怒りをあらわにし、火の粉を振り払うのに必死だ。

世界保健機関(WHO)はコロナ発生から約1年後に国際調査団を武漢に送り込んだが、中国側が同意した場所でしか調査は認められなかった。

いずれにせよ、世界の国々の中国に対する不信感はいまだ拭えていない。

「研究所から流出したのではない」と胸を張って言えるのであれば、徹底した外部調査を受け入れるべきなのだ。

「週刊実話」3月6・13日号より一部内容を変更