中居問題で危機的状況のフジテレビに「F1お台場グランプリ」開催の再生プランが急浮上!

 

お台場GPで資産価値が爆上がり

「サンズが東京にこだわっているのは、市場の大きさもあるが、カジノとF1お台場GPをリンクさせているからだ。都心の混雑緩和に都が開発したお台場に本社を移して協力した大手企業はフジテレビだけ。小池百合子都知事(72)は感謝しており、支援の思いもある。同時にF1はIR政策変更の言い訳に利用できる」(都議会幹部)

元タレント・中居正広氏の女性トラブルをめぐる一連の問題でCM収入が激減し、企業体質が問われているフジテレビと日枝久取締役相談役。しかし、お台場でカジノ誘致&F1開催が確実な流れとなれば、苦境は一気に好転する。

カジノ施設や巨大な国際展示・会議場、シアター、大規模高層ホテルが建ち、お台場にフジテレビ本社と関連不動産を多く所有するフジ・メディア・ホールディングス(HD)の資産価値は爆上がりする。

計画では東京・お台場GPは、公道サーキットとして実施するが、FIA(国際自動車連盟)はレース実績のないコースでのF1は認可しない。

そのために開催したのが、昨年3月のフォーミュラE世界選手権(電気自動車レースのF1)だ。今年も5月に開かれる。

これは東京ビッグサイトの敷地や周辺の一般道を利用した全長2582キロ。しかし、このコース設定では認可は下りない。

今季のF1は、全24GP(グランプリ)で世界王者を競うが、最も短い距離はモナコGP(モンテカルロ市街地コース)の全長3337キロ。あと700キロほど延ばせば、ぎりぎりセーフの可能性がある。

「それより問題は、(開催)カレンダーに入れるかどうか」(スポーツ紙記者)

F1は1国1GPが原則。以前は全16レースで競ってきたが、Netflix『Formula1:栄光のグランプリ』の世界的大ヒットでアメリカ、中近東、アジアで人気が急上昇。24レースに増やしたが、移動、物流の都合でこれ以上、積み増せない状況にある。