リサイクルの際はご用心! 査定を偽りぼろ儲けする「悪徳質屋」の呆れた商魂

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エコロジーへの意識の高まりからかリサイクルショップが大流行だが、買い取り価格に疑問を持ったことはないだろうか?

有名なブランド品がウソみたいに安く買い叩かれたり、ガラクタでしかなかったはずのモノに思いがけない高値がつくなど、査定基準というものは素人にはよく分からないことが多いが、それを悪用してぼろ儲けをしている質屋がいる。

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とある地方都市に店舗を置く『X』の店主(60代)だ。

「中古品の値段なんてあってないようなもんですからね。それが適正かどうかなんて関係ないんです。こちらが提示した金額に向こうが納得すれば売買は成立します。それが自由経済ってものでしょ?」

店主はこううそぶくが、彼の商売は極めてあこぎだ。

「1万円で買ったダイヤモンドを50万で売ったこともありますよ。売りに来た女性はご存じなかったようですが、そのダイヤはVVSに分類される最高ランクのもので、さらにブリリアントカットという逸品でした。良心のある質屋なら30万以下で買い取ることはないだろうという品物です。おかげさまで儲けさせてもらいました」

記者が「1万円で手離した女性がこの話を聞いたらどう思うでしょうね?」と水を向けると「それはこっちの知ったこっちゃないですねえ」と言う有様。まったく悪びれる様子がないのである。

「1万が50万なんてレベルで驚かれちゃ困るなあ。昔、1000円で買った陶器を200万で売ったこともありますよ(笑)。『青磁』と言って、中国の宋の時代の焼き物でした。『実家の蔵を整理していたら出てきた』と言って持って来ました。そのお客さんは先祖に中国の方がいたそうですから、本国から持ち込まれたんでしょうね。私もその時は自分の鑑定に半信半疑だったものですから1000円で引き取りましたが、後で知り合いの骨董屋に持ち込んだら200万で売れましたよ。私の目に狂いはなかったということです」