「ABEMAスワローズ」誕生か サイバーエージェントがフジHDのホワイトナイトになる可能性

広告激減で4月危機説がささやかれるフジテレビ。そんな渦中でサイバーエージェントの藤田晋社長(51)がフジ・メディアHD株を買い集めている。乗っ取りではなく、敵対的買収からフジテレビを守る「ホワイトナイト」が目的。見返りはフジテレビが所有するヤクルトの球団株。中居問題が球界に波及⁉
【お台場4月危機(1)】“中居騒動”が球界に波及 サイバーエージェントがフジテレビの「ヤクルト球団株買収」へ
「ABEMAスワローズ」に変わる可能性も
ヤクルト本社は大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希が所属するドジャースと複数年のパートナーシップ契約を結ぶなど、乳酸菌飲料PRの主戦場をNPBからMLBに移行しつつある。
「今回の騒動でも、スワローズを共同経営する関係でありながら、ヤクルトはフジテレビへの広告出稿を取りやめた。サイバー社との新たなパートナー契約を視野に入れての判断でしょう。看板選手の村上宗隆も、今秋にはMLBにポスティング移籍する。新神宮球場完成まであと7年かかるが、この間にABEMAスワローズにスイッチする可能性は十分にある」(フジテレビ関係者)
今回の“性上納”疑惑が表面化したのは、昨年12月。年明けとともに日毎に大きく炎上し、トヨタ自動車などの広告出稿取りやめを皮切りに、自社CMをACジャパンの公共広告に差し替える動きが拡大した。
ところが、同HDの株価は出来高を伴って上昇し続けている。1月9日に1573円だった株価が、同31日には2191円。その後も上昇気配だ。
背景にあるのが、アクティビスト(物言う株主)米投資ファンド、ダルトン・インベストメンツの存在で、フジテレビの対応に問題があるとして、統治構造や企業風土を指摘。海外投資家への影響を勘案し、日枝久相談役など取締役の刷新を求めているからだ。
取締役には“ホリエモン”の名も
ちなみに、フジ・メディアHDの筆頭株主は、東宝で7.93%。文化放送3.33%、NTTドコモ3.29%、関西テレビ2.62%…自社も8~9%程度保有しており、全体の約30%を占めている。
一方で7%保有するダルトンを筆頭に議決権を有する外国の株主が約20%。議決を有さない外国の投資家が10%程度。株価の変動に合わせて株式を売買する浮動株主が約30%いるという構図だ。
ダルトンはフジテレビと因縁が深い実業家の“ホリエモン”こと堀江貴文氏(52)を引き込み、支持を増やしている。
堀江氏自身もYouTubeチャンネルなどで「ダルトンに取締役になってくれ、と言われれば受ける」と意欲的。ZOZO創業者で実業家の前澤友作氏の取り込みも図っているとも噂され、外国資本の投資家が経営権を支配する可能性がある。
そのため、これに対抗したいフジテレビは、今年6月のフジ・メディアHDの定時株主総会でサイバー社の藤田晋社長の社外取締役就任を提案しようと画策し始めているのだ。
「かつてフジテレビの乗っ取りを図った堀江氏への“刺客”です。ネットメディア&広告のエキスパートで企業経営の実績のある藤田氏なら、ダルトン陣営からも支持が得られる。この人物以上のホワイトナイトはいないというわけです」(同)
フジテレビ流に言えば「きっかけはスワローズ」ということか。
「週刊実話」2月20日号より
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