“ポストナベツネ”はSB孫正義オーナーか 78兆円の米投資は「アジアスーパーシリーズ」開設の布石

日米野球が共存へ(画像はAIで生成したイメージ)
【球界裏特報(2)】
ソフトバンクの孫正義オーナー(67)がプロ野球「クライマックスシリーズ(CS)」を「アジアスーパーシリーズ」に改称し、韓国・台湾の王者チームを参戦させるプランを提唱している。大統領に復帰したドナルド・トランプ氏(78)が後押し。MLB・NPB共存共栄の布石だ!

【球界裏特報(1)】クライマックスシリーズ撤廃へ SB孫正義オーナーが画策する「アジアスーパーシリーズ」をトランプ大統領が後押し

電力確保にはアジアを繋げる巨大構想も

AIの技術革新事業の核となるデータセンターは、すでにテキサス州の州都オースティン近郊に建設が始まっている。10万人の雇用が創出される見込みだが、問題は電力の確保だ。

AI開発にはコンピューターの莫大な演算が欠かせず、巨大電力を必要とする。

現状でもチャットGPTだけで1日あたり約2億件のニーズがあり、2026年には米国内のデータセンターに必要な総電力量は国内の供給量の約6%を占める見込み。テック企業やデータセンターが数多く立地するテキサス州では電気代が高騰、部分的な停電も相次いでいる。

トランプ大統領が「(化石燃料を)掘って掘って、掘りまくれ」と号令をかけ、「パリ協定」から再離脱するのもそのためだ。

「燃料資源が豊富なアメリカはまだいいが、エネルギー自給率が13%の日本は、そうはいかない。AIの依存度が進めば進むほど、電力不足が喫緊の課題となる」(電力網アナリスト)

それを予測し、いち早く備えていたのが孫氏だ。’11年の東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故を受け、同年8月に公益財団法人『自然エネルギー財団』を設立。日本、韓国、中国、ロシア、モンゴル、インド、東南アジアを総延長距離3万6000キロのケーブルでつなぎ、国境を超えて電力をやり取りする「アジアスーパーグリッド構想」をぶち上げた。

孫正義氏はもはや「球界のドン」に…

モンゴル南部に広がるゴビ砂漠では、1年を通して日照時間が長い。この場所の風力発電、太陽光発電の潜在量は世界のAI事業に必要な電力の3分の2を賄えるという。

他方でアジアスーパーグリッドが実現した場合、隣国から恣意的に電力輸出が停止されかねないという安全保障上の懸念があり、計画はとん挫していた。

しかし、トランプ氏の大統領復帰で中国・習近平国家主席とのホットラインが復活し、国境、大陸をまたいだ国際送電の環境が整いつつある。

一部はアメリカに送電され、AIに活用される。その布石がソフトバンク主導の78兆円の米投資であり、「アジアスーパーシリーズ」の開設なのだ。

突拍子もない計画に思えるが、先を読むことに長け、今やトランプ大統領の側近でもある孫氏は、昨年末に死去した渡邉恒雄・読売新聞グループ本社代表取締役主筆に代わる「球界のドン」とも評判になりつつある。MLB・NPBの共存共栄が使命なのだ。

「週刊実話」2月13日号より