クライマックスシリーズ撤廃へ SB孫正義オーナーが画策する「アジアスーパーシリーズ」をトランプ大統領が後押し

アジアシリーズが開幕!?(画像はAIで生成したイメージ)
【球界裏特報(1)】
ソフトバンクの孫正義オーナー(67)がプロ野球「クライマックスシリーズ(CS)」を「アジアスーパーシリーズ」に改称し、韓国・台湾の王者チームを参戦させるプランを提唱している。大統領に復帰したドナルド・トランプ氏(78)が後押し。MLB・NPB共存共栄の布石だ!

CS終了で新シリーズを設立か

プロ野球12球団監督会議が1月20日に都内で開かれ、「クライマックスシリーズ(CS)の在り方」を巡ってヒートアップした。

昨シーズンは、セ・リーグ3位のDeNAが2位阪神を破って勝ち上がり、1位の巨人も撃破して日本シリーズに進出。さらに、パ・リーグ優勝のソフトバンクをも打ち負かして日本一となった。

しかし、NPB(日本野球機構)の榊原定征コミッショナーをはじめ各球団首脳、選手、ファンから「リーグ3位チームが日本王者というのは違和感がある」といった声が上がり、CSの在り方が問われていた。

監督会議では巨人・阿部慎之助監督(45)が、CS日程の見直しを提案。シーズン終了後すぐにCSに入り、ファースト、ファイナルステージを連戦に。そうすれば下位から勝ち上がるチームは投手のやりくりが厳しくなり、優勝チームのアドバンテージになると…。

座長を務めたロッテ・吉井理人監督(59)は「NPBに監督会議の声を届けたい」と話したが、老舗球団の幹部によれば、日程が改正される可能性はないという。

NPBがCSの見直しではなく、その終了と新たな“シリーズ設立”を検討しているからだ。

「セ・パの上位3チームに各国リーグ王者を加えたアジアスーパーシリーズへの鞍替えです。ソフトバンクの孫正義オーナーが緊急提案し、トランプ米大統領が後押ししている。優勝はペナント戦で一区切り。現状の日本シリーズは今年が最後になる可能性がある」(スポーツ紙記者)

裏には巨大AI事業推進計画が…

日本シリーズから「日本」の冠を外して「アジアスーパーリーグ」にすれば、セ・パの優勝以外のチームが優勝しても違和感は消える。

当面は韓国、台湾の2カ国が対象というが、将来的には中国、インド、モンゴルなどの参加も見込んでいるという。

スター選手が次々にMLBへ転身する日本球界が今後も継続して発展を続けるには、並行して選手を近隣国に送り出し、新たな市場を切り開く。それ以外に生き残りの策はないという判断だ。

ソフトバンクグループの会長兼社長でもある孫氏は、トランプ大統領の就任式の翌日(1月21日)、ワシントンのホワイトハウスを訪問。今後4年間で5000億ドル(約78兆円)をアメリカのAI(人工知脳)のインフラ整備に投資する「スターゲートプロジェクト」について説明した。

孫氏と一緒に訪れたのがチャットGPTで知られるオープンAI社のサム・アルトマンCEOとアメリカ最大のデータセンター企業・オラクルのラリー・エリソン会長。マイクロソフト、英ARM、エヌビディアもこのプロジェクトに加わるという。

トランプ大統領は「マイ・フレンド・マサ、前回(昨年12月16日)の約束は1000億ドル(約15兆円)の投資だったが、2倍にしてくれたか」とユーモアたっぷりに切り出すと孫会長は「いや、5倍に増やして帰ってきた。アメリカはゴールデンエイジを迎える」と笑顔で切り返したほどだった。

【球界裏特報(2)】へ続く

「週刊実話」2月13日号より