バレたら一家離散は確実!「姑の浮気」を突き止めてしまった人妻が抱える “危なすぎる秘密”

 

不倫相手に姑が見せる「女の顔」

その後、雅美さんは独自に姑の素行調査を開始する。

「姑は趣味のサークルとかボランティア活動とかで交友関係が幅広く、家族が知らない友人なども多いのですが、そういった人と出かけることを口実にしている時が怪しいと思って尾行しました」

雅美さんの予想は的中。徒歩で駅に向かっていると思われた姑は住宅街を抜けて駅とは逆方向に進み、コンビニの駐車場に停まっていた車に乗り込んだ。

「もちろん、運転手はAでした。姑はAの首に手を回したり肩に頭を乗せたりしてイチャイチャしていましたよ。台所での出来事といい、よく人目もはばからずにそんなことができるなあ、と呆れました。色ボケしているんですかね」

また別の日は、同じような状況で家を出た姑を見送ると、先回りして前出のコンビニ付近で待機。Aと姑が乗った車を追跡して、郊外のラブホテルに入ったところを見届ける。

「さすがにここまで決定的な瞬間を目にすると力が抜けますね。世の中には浮気する人妻なんて腐るほどいるでしょうけど、それが身内で、しかも良妻賢母と謳われている姑となると別次元のショックですよ。私は姑がAを見る時に『女の顔』になるのがたまらなく不快でした」

母親の手料理に嬉しそうに舌鼓を打ち、二言目には母親の生き方や振舞いを絶賛。ことあるごとに「お前も母さんを見習えよ」とのたまう夫を見ると複雑な気分になるという。

「複雑と言うか、不憫ですね。こんな重大な秘密をひとりで抱えているのは荷が重いので、今回吐き出させてもらえて良かったです」

…お役に立てて何よりです。

取材・文/清水芽々

清水芽々(しみず・めめ)

1965年生まれ。埼玉県出身。埼玉大学卒。17歳の時に「女子高生ライター」として執筆活動を始める。現在は「ノンフィクションライター」として、主に男女関係や家族間のトラブル、女性が抱える闇、高齢者問題などと向き合っている。『壮絶ルポ 狙われるシングルマザー』(週刊文春に掲載)など、多くのメディアに寄稿。著書に『有名進学塾もない片田舎で子どもを東大生に育てた母親のシンプルな日常』など。一男三女の母。