“性加害疑惑”中居正広氏が監修した絵本に購入者困惑「偏見を受けそうで怖い」懸念されるキャンセルカルチャー

中居正広 (C)週刊実話Web
女性トラブルがもとで、1月23日に芸能界引退を電撃発表した中居正広氏。

トラブルの経緯などについて自ら説明する場を設けずに芸能生活を終えたことから、「逃げた印象」「ズルい」などと批判する声が強まっている。

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中には、その“痕跡”すら消し去ろうと、「過去作品を封印しろ」という過激な意見もある。

特に槍玉に上がっているのが、冠番組『中居正広の土曜日な会』(テレビ朝日系)のプロジェクトで出版していた絵本だ。

同番組は改称前の『~ニュースな会』時代から、中居氏、劇団ひとり、古市憲寿氏のレギュラー陣3人で、児童向けの絵本を制作していた。

2020年11月から昨年4月までに計4冊が出版されているのだが、性的スキャンダルのあった中居氏が関わったことが一部で問題視されているわけだ。

しかし、こうした意見には戸惑いの声を上げる人もいる。

実際に同書を購入し、子どもにプレゼントした父親のAさんだ。

Aさんは2023年12月、当時3歳の子どもへのクリスマスプレゼントとして、この絵本シリーズの2冊を購入した。

今回の騒動でも「作品に罪はない」と感じているが、中居氏に対する世間のバッシングがあまりに激しく、周囲の目が気になるという。

当時の購入画面。クリスマスプレゼントに間に合うように、配送日の指定もしていた
「中居くんは僕と同じ野球好きだし、バラエティー番組でのキャラにも好感を抱いていた。ちょうど子どもが絵本を読む年齢だったので、昼間にやってた番組でこの絵本をたまたま見て、クリスマスに買ってあげたんです。子どもは喜んでくれたし、“夢中”とはいきませんでしたが、今でもたまに読むくらいのお気に入りではあります。でも、中居くんの騒動があって、『子どもに妙な本を読ませている』みたいな偏見を受けそうで…。家にはよく妻のママ友も遊びに来ますし、そこで本棚を見て『この家ってこんな本を子どもに読ませるんだ…』って思われるのが怖くはあります」(Aさん)

中居氏が監修した『♪ピンポンパンポンプー』と『パリン グリン ドーン』。持っているだけで偏見が向けられまいか悩んでいるという(Aさん提供)