なんでもかんでも「反安倍」を貫く石破首相の“怨念政治”で「自民離れ」が超加速!

石破茂(C)週刊実話Web
【石破政権の怨念政治1】

令和の日本列島改造で気分は田中角栄元首相。石破茂首相による政敵、安倍晋三元首相への怨念政治は今年も続きそうだ。

昨年、石破首相は裏金問題で徹底的に旧安倍派(清和政策研究会)議員を世間のさらし者にし、衆院選で多くを落選させる荒業をしてみせた。

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今年は安倍氏が絶対にやらなかった選択的夫婦別姓制度を実現させ、安倍氏が忌み嫌った立憲民主党との大連立に走る可能性も取り沙汰されている。

岩盤保守層の自民離れに拍車が掛かるのは必至だ。

角栄人気も取り込みたい…

「令和の日本列島改造と位置づけ、『地方創生2・0』を強力に推し進めてまいります。強い日本、豊かな日本を進めた時代に、国策として進められたとも指摘される一極集中を見直し、多様性を未来の力にしていきます」

石破首相は三重県伊勢市で行った年頭の記者会見でそう語り、政府機関の地方移転や、政府の職員が都市と地方の2拠点で活動する制度の新設などを進める考えを示した。

だが、どうにも言葉だけが躍っている印象は否めない。

全国紙政治部記者はこう語る。

「石破首相は『地域の活力と合わせ、経済全体の活力を取り戻す』とも語っていましたが、どうやって活力を取り戻すのかさっぱり分かりません。田中角栄元首相の日本列島改造論を持ち出すなど、角栄人気にあやかりたい気持ちは分かりますが、この時代に日本列島改造といわれても国民には響かないでしょう」

石破首相の父、二朗氏は参院議員も務めた元鳥取県知事で、「田中のためなら死んでもいい」というほど田中氏に心酔していた。