なんでもかんでも「反安倍」を貫く石破首相の“怨念政治”で「自民離れ」が超加速!



衆院選で敵対勢力が減りやりたい放題

その息子である石破首相は三井銀行を退行後、田中氏の勧めで、田中派(木曜クラブ)の事務局職員となり、政界入り。田中氏を「政治の師」と言ってはばからない。

日本経済が右肩上がりの時代に国土開発を進めた日本列島改造論を、今の時代に当てはめ地方創生をそのように言い換えても、どうにも無理があるわけで、自民党関係者は「経世会、平成研究会と続いた田中派の流れをくむのは自分であり、清和会を最後に率いた安倍氏との対立軸として、日本列島改造を持ち出したのではないか」とみる。

ちなみに、先の衆院選では下村博文元文部科学相や高木毅元国対委員長、丸川珠代元五輪相ら旧安倍派の裏金候補が相次いで落選した。

自民党は議席数を大幅に減らしたが、石破首相にとっては「敵対勢力が減って党運営がしやすくなった」(自民幹部)との側面があるのも事実。自民の政党支持率を落とすことになろうとも、独自色を発揮しようと懸命なのである。

【石破政権の怨念政治2】へ続く

「週刊実話」1月30日号より