「国民民主は調子に乗っている」政権奪取に王手の国民民主党・玉木代表を襲い始めた思わぬ逆風



維新は吉村・前原体制への反発から分裂か

国民民主から除名され、現在は日本維新の会共同代表である前原誠司元外相は、玉木氏に対し憎悪の念しか抱いていないが、維新は現在、吉村洋文代表と前原氏を中心とする新執行部による党運営に対し反発があり、こちらも分裂含みとなっている。

分裂した場合、機を見るに敏な前原氏ら一部が国民民主に合流する可能性は否定できない。

いずれにせよ、国民民主が立民を規模的に凌駕するのは時間の問題だ。

そうなりかねない情勢にもかかわらず、自民内に危機感は乏しい。

いまだに「石破おろし」を起こそうという空気は全くない。

ポスト石破を狙うある閣僚経験者は「結局、いま誰が総理総裁になっても同じだ。自民が下野しない限り、国民は納得しない。政治とカネの問題は石破首相にすべて片付けてもらうのが一番いい」と語る。

自民党内に結党70年を祝う空気はまるでない状態なのだ。

「週刊実話」1月23日号より