元DeNAバウアーがソフトバンク入り決断か 現役ドラフトで“一番弟子&専属通訳”譲渡説

バウアーはSB孫正義オーナーと同窓

一方で、ソフトバンクも国内FAを宣言した石川柊太のロッテ移籍が決まり、和田毅も今季限りで引退し、先発補強が急務。そんな球界を俯瞰してベイスターズの南場智子オーナーは、バウアーのホークス移籍サポートの策に出た。それがあうんの呼吸で実施された上茶谷譲渡である。

スポーツ紙の報道ではレイチェル女史は複数の日本球団と交渉していることを明かし、バウアーの移籍先はDeNAが最有力候補としている。だが、これは契約金をつり上げるのが狙いだ。

「案の定、巨人は中日の絶対守護神マルティネスを獲得し、4年契約で合意した。DeNAの微妙な動きを見て、バウアーはソフトバンクと判断したことが背景にある」(巨人担当記者)

その橋渡し役となった上茶谷は、現役ドラフトを前にメキシコのウィンターリーグに参加。ホークスからの指名は現地で球団から通達されたという。

だが、連絡がつかず、発表が1時間遅れるハプニング。おそらく、この間に米アリゾナに滞在中のバウアーと連絡を取り合っていたのだろう。

その後、「新天地で活躍する姿をDeNAファンに見せられるよう頑張りたい」と球団を通じてコメントし、移籍が決定。同時にバウアーのソフトバンク加入も、さらに濃厚になったとみる向きも多い。

ちなみにバウアーは、ソフトバンク・孫正義オーナーと同じ名門カリフォルニア大学の卒業生(バウアーはロサンゼルス校、孫氏はバークレー校)。共に生成AI、データ解析のセイバーメトリクスに詳しく、野球観も共有する。

そうした観点からも、バウアーがホークスに入団した場合、どんなピッチングを見せるかが見ものといえる。

「週刊実話」1月2日号より一部内容を変更