夫は76歳の“47歳差婚” 20代女性介護士が明かす「愛があれば年の差なんて」のリアル

結婚話に両親も弟も絶句!

涼花さんが昇さんへの気持ちをはっきりと認識した瞬間だった。

「私が『ちょっとでもいいから、昇さんの顔が見たいです』と言ったら『私も涼花ちゃんに会いたいと思ってました』と言ってくれて…それでAの近くにある公園でこっそり待ち合わせました」

厳戒態勢の中での密会だった。

互いに消毒用アルコールをぶら下げ、マスクにフェイスガードといういでたち。2メートル以上近づけないまま、涼花さんは昇さんに「愛の告白」をし、昇さんもこれを受け入れた。

その後もふたりは人目を避けながら「ソーシャルディスタンス」の交際を続けたという。

「ようやくAの再開が決まり、『ふたりの関係を公表するかどうか?』という話になった時に、昇さんから『私は真剣に結婚を考えている関係だと言いたい』と言ってくれて、それがプロポーズになりました」

ただ、そうは言っても子供に恵まれず、10年前に妻に先立たれて以来、天涯孤独も同然だった昇さんには何の問題もなかったが、涼花さん側はそうはいかない。

「結婚すると言って昇さんを紹介したときは、両親も弟も絶句していました。『バカは休み休み言え』と父なんかは聞く耳を持ってくれませんでした」

覚悟はしていたものの、あまりに頑なな両親の姿に涼花さんはくじけそうになったが、そこに意外な援軍が登場した。