中国バブル崩壊~恋人にローンを組ませ雲隠れした彼氏は「不動産会社とズブズブの販売代理店営業マン」だった

「私は家を換えたくない。旦那を換えたい」中国大手ポータルサイト内お悩み相談コーナー(中国SNSより)
衣食足りて礼節を知る。語源は中国春秋時代の書物だが、どうやら現代の中国人には、どのくらい衣食が足りれば礼節を知れるか――は伝わっていないようだ。

騙されたほうが泣き寝入りするしかない。「そんなの常識、百も承知」という今どき中国女性にある悲劇が襲った。

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たった1週間で「持ち家」求婚 

 上海から西へ140キロのところにある古い街、浙江省湖州市のある女性は、交際を始めてまだ1週間しか経っていない彼氏から「あなた名義の家を贈りたい。頭金も払うし、ローン返済もする」と約束され、プロポーズを受け入れた女性は97万元(約2150万円)のローンを組んで購入。ところがその直後、彼氏は行方をくらまし、自力で住宅ローンが払えず困っているという。 

『浙江テレビ』の報道によると、この女性に対し彼氏は「頭金を払うから、分割ローンはあなた名義で組んでほしい。3年以内に僕が返済する」と約束したという。 

「あなた名義」というフレーズに大喜びした女性は、合計97万元のローンを組み、融資された全額をボーイフレンドに振り込んだ。 

しかし、1回目の分割払い分(18万元:約400万円)以降、ローン残額は一切返済されず、彼氏は音信不通になってしまった……。女性は「もう結婚もしないし、妊娠もしないし、家も買わない」と途方に暮れているという。 

 その後の調査で、この不誠実きわまりない彼氏は、不動産デベロッパー直営の販売代理店に出入りする二次代理店の営業マンであることが判明。しかも頭金と初回ローン支払い後、名義が変更されたため「手数料」を得ていたことが分かった。