楽天、ヤクルトの“温情”に泥を塗る―田中将大「7月末に巨人移籍」の闇シナリオ急浮上

狙うは“藤川フィーバー”の再来

今回の「ワンクッション移籍」のモデルとなるのが、阪神の藤川球児新監督のケースだ。34歳だった’15年5月、右足付け根の故障などから所属するMLBのレンジャーズの40人枠から外れ、自由契約となり途中退団した。

「すぐさま阪神を含む日米の複数球団が獲得に乗り出しましたが、選択したのは独立リーグ・高知ファイティングドッグス。『生まれ故郷のチーム』(高知商出身)だったのが、その理由です」(同)

しかも、待遇は月給十数万円。年俸100万ドルプラス出来高を蹴って、ふるさとの野球振興に尽力した男気に全国のプロ野球ファンが感動し、人気は爆上がり。翌年には阪神と契約し、その後の5シーズンを阪神のリリーフエースとして活躍。“災い”を転じて福となした。

この成功例を手本に進行しているのが、ファーム球団・新潟を挟んだ巨人移籍計画なのだ。

田中はMLBのヤンキースで7シーズン活躍し、’21年に古巣・楽天に復帰したが、以前と違ったのが仙台への単身赴任。夫人でタレントの里田まいは、子供の教育環境と自身が手掛けるオリジナルブランド会社の経営で東京を離れられず、家族は2拠点生活に。

「田中が今季1試合に登板しただけで未勝利に終わったのは、昨年受けた右肘手術の影響もあるでしょうが、家族と別居生活であることも大きい」(同)

実は、田中は昨年から在京球団への移籍を申し出ていた。その延長線上に起こったのが、今回の自由契約。「ヤクルト移籍」の情報をキャッチした巨人が横やりを入れたという。

しかし、強引な横恋慕はファンの反発を買う。田中ばかりか、まい夫人のタレント業にも影響しかねない。そこで身を捨てる覚悟でウマミのない条件で新潟に移籍し、藤川フィーバーの再来を狙ったわけだ。

確かに、これならマー君人気は担保され、日米通算200勝が来季最大級の話題になる。

「週刊実話」12月26日号より