楽天、ヤクルトの“温情”に泥を塗る―田中将大「7月末に巨人移籍」の闇シナリオ急浮上

「居場所が目的で、金の問題じゃない」

12月初旬まではヤクルトを主軸に日本ハム、中日が田中獲得にチキンレースを展開。しかし、ヤクルトがいち早くFA権を行使したソフトバンクの石川柊太獲得にスイッチし、日本ハム・新庄剛志監督、中日・井上一樹監督も獲得は困難と判断。なぜかそろって撤退の方針を打ち出した。

セ・リーグ球団のスタッフが舞台裏をこう明かす。

「イースタン・リーグのオイシックス新潟(以下、新潟)と話がついているようです。しかも、月給50万円の破格契約。漏れ伝わる情報によれば、中日が10倍出す用意があると伝えても、“自分の居場所を取り戻すのが目的で、お金の問題じゃない”と、取り付く島もない状況だとか。恐らく背後に巨人がついているのでしょう」

ざっくり言うと、田中は二軍限定の新潟に入団し、NPBの支配下選手登録の締切日(7月31日)までに巨人に移籍。メジャーに転身する菅野智之の背番号18を引き継ぎ、あと「3」に迫った日米通算200勝達成を目指す。

巨人はマー君フィーバーをバネにリーグ連覇に弾みをつけ、’12年以来の日本一というシナリオだ。

この計画を裏付けるように、新潟はこのオフ、橋上秀樹監督(59)が今季限りで退団。野間口貴彦ヘッドコーチが新設するチームディレクターとなり、来季はヘッドを兼任する。

「見逃せないのは、新潟を退任した橋上氏が来季から巨人の一軍作戦コーチに就くこと。そして巨人OBの野間口氏が新潟の編成トップに。どう見てもマー君の受け入れシフトでしょう」(スポーツ紙記者)

ファーム専門球団の場合、プロ経験者は7月末までならいつでもNPB球団に復帰できる。巨人はそこに目をつけたのだ。問題は低い給料だが、巨人入りが約束されていれば話は別。そこで大型契約を結べば、帳尻は合うからだ。

一方で、送り出す新潟には「契約金プラス1年目年俸の20%」の譲渡金が入り、損はない。